宮城県の介護事業所で近隣の中学校の吹奏楽部が演奏会を実施しました。
こういった部活やサークルの演奏会を介護事業所で実施することは、利用者や事業所だけでなく、学校の部活やサークル側にとっても様々なメリットがあるといわれています。
学校の部活やサークルにとって介護事業所での演奏会の実施メリットは、『練習の成果を披露する場所ができる』『部活やサークルの延長線上で社会貢献ができる』『福祉教育につながる』などといったことが考えられます。
これらのメリットを考えると、介護事業所側から近隣の学校の部活やサークルに「当施設で演奏会を実施しませんか?」と営業活動を行ってもいいでしょう。
その場合は、吹奏楽だけでなく、演劇やエンタメ系、料理系、スポーツ系の部活やサークルでも自事業所でのイベントを実施可能かもしれませんので、学校側に幅広い提案ができるといいでしょう。
また、こういった取り組みは介護事業所側にとっては以下のメリットが考えられます。
① 自事業所のレクリエーションを外部に委託できる
② 地域の学校や学生・社会人サークルと協業することで、地域密着や地域創生に関わる事業を実施できる
③ 部活やサークルとの協業をSNS、Webサイト、メディアなどでPRができる
④ 自事業所の利用者へのサービスとして、多世代交流に関わるサービスを提供することで、他事業所との差別化ができる
⑤ 地域人材が子どもの時から介護業界にふれる機会をつくることで、将来的に介護業界を志す若者を増やすことにつながる
特に介護事業所にとっては⑤が大きなメリットであるといえるでしょう。
地域の学校や社会人の部活やサークルとの協業は、介護業界の関係人口を増やし、中長期的な採用活動にもつながるためです。
介護事業者の経営者・人事担当者の皆様は、地域の学校や社会人の部活やサークルと協業できないかについて一度検討をいただければと思います。
【介護施設における吹奏楽部の演奏会の取材記事は➡】https://kahoku.news/articles/20221231khn000013.html