医療介護業界における人事担当者の教育研修に関するアンケート調査が実施されました。
アンケート調査によると医療介護業界の研修担当者が、社員教育や研修について課題と感じている事項のTOP3は以下となっています。
No.1:現場の研修に対する理解と連携
No.2:充実した教材・研修プログラム
No.3:専門的な知識を持つ講師
No.2、No.3の課題については研修を外部の講師にアウトソースすることで解決可能な課題となります。
よく介護業界では人事担当者や研修担当者が研修業務を一人で囲い込み、結果的にあまり効果がない研修を実施しているケースが散見されます。
研修に対する知見やノウハウがない場合には、最初は外部の力を借りることについても選択肢に入れていただければと思います。
No.1の課題については下記の5つの事項を意識することで解決可能だといわれています。
① 経営者や研修参加者の上司・同僚が研修に対する理解があり、実際にその想いを口にしている
② 研修の内容を普段の業務に活かす機会がある
③ 研修実施の意義や目的を研修担当者や人事担当者から研修参加者へ事前にしっかりと伝えてある
④ 研修参加については業務の一部となっている(業務時間外の参加ではない)
⑤ 研修参加後の成果(アウトプット)について発表、もしくは上司や人事担当者から評価をする機会がある
逆にいえば、せっかくいい研修を実施したとしても上記事項が実施されていないと、研修の効果が半減してしまう場合もあります。
介護業界の研修担当者、人事担当者はぜひ上記事項に気を付けていただきながら、自事業所の研修プログラムについて企画検討いただければと思います。
【医療介護業界の教育研修に関する調査データは➡】https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000049.000045857.html