北海道の介護施設でパラスポーツエンターテインメント設備『CYBER BOCCIA S (サイバーボッチャ エス)』が導入され、その設備を地域住民向けに開放していることが話題になっています。
パラスポーツやインクルーシブスポーツの一つである『ボッチャ』は、老若男女問わず楽しめるスポーツでいま介護施設や障害者施設ではよくイベントが開催されています。
また、ボッチャだけでなく、若年層になじみ深いeスポーツも最近ではよく介護施設や障害者施設で開催されています。
北海道の介護施設ではそのボッチャとeスポーツを組み合わせたエンターテイメント設備を導入し、自由に使っても問題ないと地域向けに開放することで、若年層を施設に呼び込むための工夫を行っています。
地域の若者が施設を訪問するようになると、それだけ介護施設が地域の中で認知され、認知が増えると介護施設を就職の選択肢に入れる人材も増えていきます。
ただ、地域の人が介護施設を訪問する仕組みをつくるだけでなく、あえて若年層をターゲットにした仕組みづくりを行ったことが、この取り組みにおける重要なポイントだといえるでしょう。
この介護施設以外にも、最近ではeスポーツ以外に子ども食堂や寺子屋など、地域の若年層が介護施設に訪問してもらえるような工夫を行う事業所が増えてきています。
今すぐの人材の採用につながる話ではありませんが、中長期的な人材確保につながる取り組みです。
介護業界の人事担当者はぜひ地域の若者が介護施設を訪問するような仕組みづくりについて検討をいただければと思います。
【パラスポーツエンターテインメント設備を導入した介護施設の取材記事は➡】https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000141.000016942.html