介護の日に合わせて介護の現場で働く介護スタッフへのアンケートが実施されました。
そのアンケートの中で介護業界の人事担当者にとって注目すべき結果としては以下の事項があげられます。
① 現在働いている職場の介護スタッフの数は足りていると思いますか？
・大変不足している : 29.8％
・やや不足している : 44.3％
・ちょうどよい : 22.9％
・やや過剰・大変過剰 : 3％
② 長く働ける「介護の職場の条件」として、最も求めるものは？
・職場の人間関係が良い ：47.7％
・納得のいく賃金 : 28.3％
・希望通りのシフトで働ける：14.3％
③ 介護人材の確保(採用)や定着に関して、優先的に取り組むべきことは何だと思いますか？
・介護職員の処遇改善 : 63.1%
・柔軟な勤務形態など働きやすい環境整備 : 16.6％
・ロボットやICT（情報通信技術）を使った、介護負担の軽減・業務効率化 : 11.0％
これらのアンケート結果からは以下の事実が読みとれます。
・介護業界の現場スタッフは事業所が人材不足であると感じている
・職場の人間関係や賃金が事業所で長く働くうえでは重要だと介護スタッフは感じている
・シフトや勤務形態についても介護スタッフのモチベーションに大きく影響する
これらの情報を介護業界の人事担当者の皆様は自事業所の採用と定着の両方の業務で活用することができます。
たとえば、採用活動においてはしっかりと「待遇・シフト運営」「人間関係」についての情報を積極的に対外的に打ち出していくことでより自事業所に合った人材を採用成功できる確率は高まるでしょう。
逆に上記であげた事項については自事業所で職員の不満がないかを定期的に面談などでヒアリングすることで、職員の定着につなげることができます。
こういった調査データは業界の中でも定期的に公表されていますので、業界の人事担当者の皆様は調査系のリリース記事についてしっかりとチェックしていけるといいでしょう。
【介護の日に合わせて実施された介護スタッフへのアンケート結果は➡】https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000048861.html