いま介護施設内で麻雀やスロット、パチンコなどのギャンブルができるデイサービスが話題になっています。
ちなみにそこで使われるお金は本当のお金ではなく、介護施設の中でしか使用ができない施設内通貨です。
この施設内通貨は体操やストレッチなどの機能訓練に参加するともらえるなど、一介護サービスとして介護予防につながる仕組みをつくっています。
また、施設内はカジノ施設にような装飾になっていたり、介護スタッフがキャビンアテンダントの格好をしていたり、施設の送迎車が黒いワンボックスカーになっていたりなど、利用者が楽しみながら通える介護施設になっています。
こういったユニークな介護サービスは地域でアクティブな高齢者を増やし、「あの介護施設に通うと高齢者が元気になる」と地域における介護業界のイメージアップにつながります。
特徴的な介護サービスを提供していると、他の介護施設との差別化もでき、利用者の確保や採用活動における新たな人材確保にもつながるでしょう。
このように施設全体とまでいかなくても、施設の一部のスペースで娯楽に関わるレクリエーションや介護サービスを提供する介護施設が増えてきています。
利用者に楽しんでもらえる娯楽サービスの提供はそのサービスを提供する介護スタッフのモチベーションアップにもつながります。
もともと介護スタッフは「人に喜んでもらいたい。楽しんでもらいたい」といった想いを持って入職をしている方が多いためです。
娯楽関連の介護サービスの提供は、介護スタッフの定着にも良い影響を与える可能性があります。
介護事業所の経営者、人事担当者の皆様は、人材の採用・定着のために施設内での娯楽サービスの提供について検討をいただければと思います。
【ギャンブルができる介護施設の取材記事は➡】https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/219948?display=1