高齢者にメイクを通じて笑顔を提供する”ケアビューティスト”の活躍が若者の間でSNSを通じて話題になっています。
これは”ケアビューティスト”と呼ばれる専門職の方々が、高齢者へのメイクやネイルの施術のBeforeAfter動画や画像をSNS上に投稿し始めたことから始まった動きです。
実際にメイクやネイルで笑顔になった高齢者を若者がSNS上で見て、「私も将来は”ケアビューティスト”になりたい!」といった声も上がり始めています。
このトレンドが続くと、介護美容の仕事を志す若者が今後増えていく可能性があります。
こういった動きは介護美容領域に限らず、介護業界全体で見習うべき事例だといえるでしょう。
介護業界はSNSでの情報発信を通じて、まだまだ若者への仕事の魅力の発信ができる業界だと今回のケースで分かったためです。
保育業界の事例ですが、保育園キートスでは保育施設での働き方などの情報発信をTikTok上で行うことで、TikTok経由で人材を採用できています。
介護業界の経営者や人事担当者にとっていきなりTikTokやYouTube、Instagramなどの縦型動画SNSでの情報発信はハードルが高いと感じるようであれば、施設の若い職員に業務として思い切って施設のSNS運用を任せてみるというのも一つの手段です。
SNS上での情報発信がうまくいくことで、地域内で事業所のことを知ってくれる若者が1人でも増えるかもしれません。
1施設1施設がこういった取り組みをしていくことで、介護業界を志す若い世代が増えて、いつか業界の就業人口増加という大きな流れになっていく可能性もあります。
介護業界の経営者・人事担当者の皆様は中長期的な採用戦略の一つとして、ぜひ一度SNSによる介護の仕事の魅力発信についての検討をいただければと思います。
【”ケアビューティスト”に関する取り組み取材記事は➡】https://beauty.oricon.co.jp/news/2260016/full/