レバレジーズメディカルケア㈱より『介護士の職業実態調査』という”介護士の働き方”に関する調査レポートが発表されました。
その調査レポートの中では、介護士の就職・転職した理由について「なんとなく」と回答した介護職員は職場への不満度が高い傾向にあることが分かりました。
これは現在の職場に「なんとなく」といった理由で就業している介護職員は、職場への不満が高い状態が続き、そのまま退職するリスクが高い職員になってしまうということです。
このような状態の職員が介護業界に増えると、せっかく機会があって業界に入職をした人材が業界から次から次に去っていくことにつながります。
職員が採用活動を通じて「なんとなく」といった状態で就業をしてしまう現象ですが、実は介護事業所側で対策可能な事象でもあります。
対策としては会社説明会や採用面接で、求職者の事業所への応募意欲を上げられるようなコンテンツを用意したり、意向が上がるような説明を行うというものになります。
特に介護業界が未経験の人材ヘは、自施設とは関係なく『介護業界で働く魅力』についての訴求が必要でしょう。
介護業界の経験者の人材へは、世の中に数ある介護施設の中で『他施設ではなく、自施設で働く意義や魅力』についての訴求が必要となります。
介護施設の経営者・人事担当者の皆様は、ぜひ自事業所の採用活動を改めて客観的に見ていただき、求職者の「なんとなく」を無くせているかを確認するようにしましょう。
こういった採用選考の改善活動は内定承諾率の向上という効果だけでなく、職員の定着率向上という形で皆様の事業所にも結果が返ってくる取り組みになることでしょう。
【介護士の職業実態調査レポートの詳細記事は➡】https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000517.000010591.html