将来の進路に迷う高校生が卒園した保育園で夏休み期間中に保育の仕事を1週間体験したという記事が話題になっています。
この高校生はもともと教育分野に興味があったことから、自ら卒園した保育園へと連絡を取り、仕事体験の依頼を行っています。
こういった将来の仕事について迷っている高校生が保育園で仕事の体験をすることは、保育業界の就業人口を増やす素晴らしい事例であるといえます。
今回のケースは高校生が主体者側となって保育園への問い合わせを行っていますが、これは保育園側からも仕掛けることが可能な取り組みであるといえます。
たとえば、保育園側からアクションを起こす場合には以下のような手段が考えられるでしょう。
① 卒園生が高校1年生、2年生になるタイミングで仕事体験に関わる案内状を郵送する
② 近隣の高校へとアプローチし、授業や職業体験の一つとして自身の保育園を選択してもらう
③ 近隣の住宅街へボランティアの案内チラシを配布する
④ 卒園生向けの同窓会イベントを企画し、そのイベントの中で求人チラシを配布する
このような取り組みはすぐに採用につながる話ではないかもしれませんが、中長期的な目でみると、その地域で保育業界を志す若者を増やす取り組みであるといえます。
ぜひ保育業界の人事担当者の皆様は卒園生や地域の高校生に向けてどういったアプローチができるかについても通常の採用活動と並行して検討いただければと思います。
【高校生が実際に1週間仕事体験した取り組みの記事は➡】https://www.koukouseishinbun.jp/articles/-/9157