和歌山県で潜在保育士向けの就職研修会が開催されました。
この研修会では、潜在保育士が再び現場でスムーズに就業できるように、保育業界の最新トレンドなどについて学ぶ場が用意され、最終的には就業先の紹介までを行っています。
厚生労働省の調査によると、いまの日本では保育士の資格を持ちながら保育の現場で働いていない『潜在保育士』が約76万人おり、その数は資格保持者の約6割以上といわれています。
潜在保育士の方々が再び保育の現場に戻ると、保育業界の人材不足は解消されるともいわれています。
潜在保育士に再度保育の現場で働いてもらうための取り組みは、業界全体でいま必要とされている施策の一つであるといえるでしょう。
今回の取り組みは、和歌山県社会福祉協議会が主催していますが、こういった取り組みは一事業所からでも実施可能です。
たとえば、保育事業所で実施可能な取り組みとしては以下のようなことが考えられるでしょう。
① (まだ連絡が可能であれば)自事業所の退職者の職員向けに連絡をし、潜在保育士向けの説明会イベントを開催する
② 自事業所の現在の従業員の友人・知人へ声掛けをしてもらい、潜在保育士向けの説明会イベントを開催する
③ 採用活動において、求人広告の中で潜在保育士向けのセミナーや研修イベントの開催告知を行う
④ 自治体や業界団体、ハローワークなどと協働して潜在保育士向けのセミナーや研修イベントを企画する
ぜひ保育業界の人事担当者の皆様は採用活動の中で潜在保育士向けに何かできることがないかを検討いただければと思います。
こういった取り組みは自事業所だけでなく、業界全体の人材不足解消にも貢献することができます。
【和歌山県の潜在保育士向け研修会の記事は➡】https://www.wakayamashimpo.co.jp/2022/09/20220918_111756.html