働く子育て家庭の買い物支援のために子どもの送り迎えを保育施設でする際に、保育施設の中で配送荷物を受け取れるサービスが広島県で実験的に始まりました。
このサービスは保育施設が育児サービスや補助金以外の収益を得ることができ、売上拡大につながる取り組みとしても注目をされています。
保育施設で収益が増えると、その分を保育士の待遇へ反映することが可能になります。
保育士の待遇が上がると、それだけ人材確保ができる可能性も高まります。
また、この配送サービスは保育施設自体のサービスの差別化としても有効でしょう。
いま子ども預ける親世代では共働きの家庭が増えてきていますが、そうなるとなかなか買い物をする時間の捻出が難しいという家庭も出てくることでしょう。
そのような家庭に「当園では育児だけでなく、買い物のサポートもさせていただだきます」といった打ち出し方ができたらどうでしょうか。
どの園に子どもを預けようかと迷っている保活中の親にとっては好意的に受け取られる可能性が高いといえるでしょう。
そういった意味では、このサービスは収益面・人材確保面だけでなく、集客面にも寄与できる施策といえます。
何も物流業界に限った話ではありませんが、今後保育業界では他産業とのコラボレーションがトレンドになってくるといわれています。
保育業界の経営者・人事担当者はぜひ自事業所で保育サービス以外に何か付加価値が付けられないかということについて検討をいただければと思います。
【保育施設の配送荷物の受け取りサービスの取材記事は➡】https://www.fnn.jp/articles/-/435466