広島県福山市の保育施設では地域の特産品であるデニムの制服を着て保育士が働いています。
福山市が事前に市内の現場の保育士にアンケートを取ったところ、「デニムの保育服を着たい」という意見が寄せられていたそうです。
“制服を変える”ことで、働く人材のモチベーションが上がったという事例は福祉・保育業界ではよく聞かれます。
ただ、制服を変えることは既に働いている人材の定着以外にも、人材確保という観点でも有効な取り組みとなっています。
実際にある保育事業所では、働く保育士の制服をオシャレな制服に変えることで、保育士が園の外に出た際に注目をされ、「私もあの制服を着て働きたい」という人材が多数応募をしてきたという事例もあるそうです。
もちろん保育士の制服を園として選ぶ際には、ある程度の機能性やコストも重要な判断軸となります。
一方で、そこにデザイン性を軸として加えることができると、様々なシーンで制服を使ったPRができることになります。
たとえば、自事業所のWebサイトやSNS等での情報発信の際に、オシャレな制服があると他事業所の情報よりも目立たせることができるでしょう。
これは採用活動においても同様になります。
採用活動の求人媒体の中でオシャレな制服の画像や動画があると、求職者の目にはより魅力的な求人に映ることでしょう。
保育業界の経営者・人事担当者は人材確保のための一つの手段として、”制服の変更”という選択肢も一度検討をいただければと思います。
【福山市のデニムの制服に関する取材記事は➡】https://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20221117/4000020302.html