いま地方の保育施設で、自然のロケーションを活かした”里山保育”に取り組む事業所が増えてきています。
里山保育とは、森や川、田畑などの自然の中で子ども達が制限なく自由に過ごす体験をする教育手法のことです。
子どもにとっては自主性や創造性が生まれやすいなど、様々なメリットがあげられています。
ただ、最近の里山保育は”自然”だけでなく、地域全体で”人”も交えて子育てを行うケースが増えてきています。
地域の人材と協業した子育てのシチェエーションとしては、以下の事項が考えられるでしょう。
・近隣の農家、畜産家と連携して、農作業や畜産業を子ども達が一緒に行う
・近隣の農家、畜産家と一緒に子ども達が育てた農作物や動物を食べることで食育を行う
・近隣に住む地域住民と連携して、子ども達のお散歩や自然の遊びの見守りを地域住民が行う
また、地域全体で子育てを行うことは、地域で保育に関わる人材を増やすことにもなります。
地域で保育にふれる人材が増えると、それだけ就職・転職のタイミングで保育業界を意識いただける方が増えて、業界の就業人口増加にもつながります。
地方で保育施設を展開する経営者・人事担当者の皆様は一教育手法としてだけではなく、採用活動の中長期戦略の一環として里山保育の実施についての検討をいただければと思います。
【里山保育の取り組み取材記事は➡】https://www.nippon.com/ja/news/fnn20221211455520/