福祉業界、障害業界に限った話ではありませんが、最近SDGs(エスディージーズ)というキーワードがニュースや様々なサイトでよく聞かれます。
SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、2015年9月に国連で開かれたサミットの中で世界のリーダーによって決められた国際社会共通の目標です。
それではSDGsの具体的な中身とは何なのでしょうか。
SDGsは「17の目標(更にそこから169のターゲット)」で構成されています。
公式アイコンとしては下記となります。
一般の企業ではこれらSDGsの取り組みを企業としての取り組みとして公表する企業も増えてきました。
有名な企業でいくとトヨタ社、良品計画社、HITACHI社、LION社などがあげられます。
一方で採用活動でもSDGsを打ち出す企業が最近では少しづつ増え始めてきました。
理由としては学校の授業や講義でSDGsや環境について触れられる機会が増えてきたため、こういった領域に興味関心が高い学生が増えてきたことがあげられます。
エコリクという環境ビジネス特化型の求人検索サイトが登場したり、各求人サイトでそういったカテゴリ検索ができるようになっているほどです。
こういった市況間の中で福祉業界の人事担当者の方々に見ていただきたいのは、SDGsの17の目標の中身です。
No.3の「すべての人に健康と福祉を」やNo.8の「働きがいも経済成長も」、No.10の「人や国の不平等をなくそう」、No.11の「住み続けられるまちづくりを」、No.16の「平和と公正をすべての人に」といった目標は業界の皆様が普段取り組んでいることと近しいのではないでしょうか。
もし少しでも親和性を感じるようでしたら、一度日本SDGs協会に問い合わせてみて、認定を受けてみることをお勧めします。
SDGsに取り組んでいることを会社のホームページや資料、採用サイトで打ち出せるようになるだけでもそういったことに興味関心が高い求職者や学生にリーチができるようになります。
採用活動においてこういった打ち出しをできるようになることはもう一つメリットがあります。
それは福祉業界・障害業界に興味がない求職者・学生へもリーチができるという点です。
これは自事業所だけでなく、業界にとっても非常に良い影響力を発揮できる取り組みといえるでしょう。
ぜひ一度自事業所の取り組み内容について見直してみて、何かSDGsに紐づけられることがないかということについて考えてみることをお勧めします。