静岡県の小学校で『障害のある人にとってのICTの重要性』がテーマの講座が実施されました。
この講座は、浜松市のデジタルを活用した街づくり施策の一環として行われました。
講座では、視覚障害者向けの生活支援アプリが紹介され、視覚障害者が普段どのように生活をしているかが小学生に紹介されました。
いま福祉業界全体の中で小中学生に業界のことを知ってもらうための授業やイベントの開催がトレンドになっていますが、『アプリ』を切り口にした講座であることが本取り組みのポイントだと思われます。
理由としては、いまの小学生はデジタルネイティブ世代といわれており、スマートフォンのアプリを身近に感じる世代だからです。
身近に感じているツールから福祉業界のことを知るきっかけがあると、業界についての親近感もわきやすいでしょう。
このように、いまの小中学生が何に興味関心があるかを常に把握しておき、その興味関心があるものに沿った形で福祉業界のことを紹介できると、業界についての小中学生の理解もスムーズに進むでしょう。
福祉業界の人事担当者の皆様も業界への就業を考える若者を増やすために小中学生向けの授業やイベントについての検討をいただければと思いますが、その際はいまの小中学生のトレンドに合わせたコンテンツ設計を心掛けていただければと思います。
【小学校で実施された障害者支援アプリの取り組み取材記事は➡】https://www.chunichi.co.jp/article/554433