障害児向けの『柔道療法』がいま話題になっています。
“柔道療法”とは、障害者がかけた柔道の技が決まるごとに拍手でたたえることで、障害者自身の自己肯定感を高め、幸福感や達成感を通じて治療につなげる療法だそうです。
この柔道に関わる取り組みは、関わる障害者にとっては治療や教育につながるというメリットがありますが、実施する福祉事業所にとっても様々なメリットがあります。
具体的に福祉事業所が柔道療法を実施するメリットとしては以下の事項が考えられるでしょう。
① 利用者にとって有効な治療や教育サービスを提供できる
② 他の福祉事業所とのサービスの差別化ができる
③ 柔道選手のセカンドキャリアとしての雇用や柔道に関連した人材を事業所で採用できる
④ 柔道療法に関わる取り組みをSNSやWebサイト、メディアなどでPRできる
⑤ 地域の柔道関連のスポーツ団体や学校の部活やサークルと協業ができる
特に福祉事業所にとっては③、⑤のメリットが大きいといえるでしょう。
地域の中で柔道関連の事業を通じて福祉事業所の関係人口が増えることは、自事業所の採用活動へとつなげることができるためです。
利用者へどのようなサービスを提供するか検討中の福祉事業所の経営者・人事担当者の皆様は、柔道ができる場所を探す、もしくは場所をつくる必要はあるかもしれませんが、”柔道療法”について一度検討をいただければと思います。
【障害者向けの”柔道療法”の取り組み取材記事は➡】https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20221222-OYO1T50014/