〚介護トピックス〛力士のセカンドキャリア×介護サービス
元力士の若天狼は、日本初の力士による介護事業所「デイサービス花咲」を開業したことで話題になっています。
若天狼は現役を引退した力士たちに『介護サービス』という新たに活躍できる就業場所を提供するためにもこの施設をオープンしたそうです。
また、力士はもともと身体を鍛えていたこともあり、身体介助の仕事との相性も良いそうです。
デイサービス花咲以外にも、土俵を施設の敷地内につくり、社会人の相撲サークルを事業所として用意することで元力士の人材確保を積極的に行っている介護施設も業界内には存在します。
相撲好きの高齢者が元力士同士の相撲の練習を見たり、相撲談義を一緒にすることで、元力士は施設内で人気者になっているそうです。
力士もセカンドキャリアとしてこれまでの経験を活かすことができるため、働き手と施設、利用者の3者がwin-win-winとなる取り組みになっているそうです。
力士の事例は一例ですが、このようにスポーツ選手のセカンドキャリアとして介護分野で活躍する事例がいま業界の中で増えてきています。
採用する人材が得意とするスポーツと連携することで、普段のレクリエーションやサービスの付加価値を上げることができる可能性もあります。
スポーツ選手同士は現役引退後もつながっていることが多く、リファラル(知人紹介)採用も促進しやすいでしょう。
事業所によってはスポーツ団体やスポーツ選手同士の口コミで、働き手を確保し続けられる仕組みを実現できています。
介護業界の人事担当者の皆様は採用活動に活用することができる取り組みとして、スポーツ領域とのコラボレーションについてぜひ検討をいただければと思います。
〚力士のセカンドキャリアについての記事は➡〛https://www.jprime.jp/articles/-/25221?display=b