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このページでは、福祉業界の「介護」に関わるニュースを紹介していきます

■本ページのアジェンダ
・介護業界の週ごとの注目ニュース一覧

2026年7月13日~7月19日の注目ニュース

介護業界で採用や組織づくりに携わる皆様、日々の業務お疲れ様です。 深刻な労働力不足が続く中、「どのように採用を成功に導くか」「どうすればスタッフが長く定着し、やりがいを持って働いてくれるか」といった課題に直面している方は多いのではないでしょうか。

本記事では、そんな課題解決のヒントとなる、今週の介護業界・人事関連で注目度が高いニュースを5つ厳選して解説します。

最新のテクノロジーを活用した業務効率化から、多様な人材の活躍推進、そしてスタッフを育む組織の文化づくりまで、他社の先進的な取り組みを知ることは、自社の環境改善に直結します。人事・採用のベストプラクティスを学び、人手不足を解消して組織全体のパフォーマンスを向上させるためのヒントとして、ぜひお役立てください。


① Rehab Cloud、2026年夏より「特養・特定施設」向けに提供開始

URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000148.000027102.html

■ 記事の要約
デイサービスで4,300事業所以上の導入実績を持つ株式会社Rehab for JAPANが、2026年夏より特別養護老人ホームや特定施設向けにリハビリ支援ソフト「Rehab Cloud」の提供を開始します。深刻な人材不足によりリハビリ専門職の確保が難しい施設でも、生成AIとの対話によって個別状態に合わせた計画書の作成が可能となります。専門職不在でも加算取得業務を遂行できる仕組みを提供し、現場の業務負担軽減と施設の収益向上を両立させる画期的なサービスです。

■ 人事担当者にとっての学び
テクノロジーの活用が、採用難の解決策としていかに有効であるかを示す好事例です。人材不足が深刻化する中で、「専門職を採用できなければサービスを提供できない」という前提を見直す時期に来ています。最新のAI技術やSaaSツールを活用して専門性の高い業務をシステムでカバーできれば、既存スタッフの事務作業にかかる時間が大幅に短縮されます。結果として、スタッフの負担軽減による離職防止に繋がるだけでなく、加算取得による収益増加分をスタッフの処遇改善に充てることも可能となり、採用競争力の向上にも直結する重要なポイントと言えます。

■ 自分の事業所で検討できること
まずは、現場で「専門職でなければできない」と思い込んでいる業務の棚卸しをおすすめします。計画書の作成や評価・入力業務など、スタッフが多くの時間を割いている事務作業の中に、最新のソフトウェアやツールで自動化・効率化できるものがないかを検討してみてください。システムの導入は初期投資こそかかりますが、長期的な人材定着と収益改善のサイクルを回すための強力な基盤となります。


② 【医療・介護福祉向けセミナー】現場の音声連携を変える!発見者が語る「第三の聴覚」軟骨伝導とは

URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000261.000006457.html

■ 記事の要約
株式会社サイエンスアーツが、医療・介護現場でのスタッフ間のコミュニケーション課題を解決する軟骨伝導ヘッドセット「Buddycom Open」に関するウェビナーを開催するというニュースです。現場での迅速な情報共有にはインカム等が欠かせませんが、イヤホンの長時間装着による疲労感や、周囲の音が聞こえづらくなる不安、音漏れといったストレスが課題となっていました。「耳を塞がない」通信機器を活用することで、これらの負担を軽減し、より快適なスタッフ間連携を実現します。

■ 人事担当者にとっての学び
職場環境の改善というと、給与や休日などの制度面に目が行きがちですが、日々スタッフが身につける「ツール」のアップデートも、働きやすさに直結する重要な要素です。長時間労働の中で生じる小さなストレス(耳の痛みや聞き取りづらさ等)をテクノロジーによって解消することは、スタッフの肉体的・心理的な疲労を和らげます。細かな労働環境への配慮が行き届いている組織は、スタッフの満足度が高まりやすく、結果的に高い定着率を維持できるという本質的な学びがあります。

■ 自分の事業所で検討できること
現在、現場スタッフが使用しているインカム、スマートフォン、介護記録ソフトなどのツールについて、使い勝手やストレスの有無をヒアリングしてみましょう。業務効率を落とさずにスタッフの負担を減らせる新しいデバイスやアプリへの移行を検討することは、すぐに着手できる職場環境改善の一つです。現場のコミュニケーションが円滑になれば、チームワークも向上し、新人スタッフのフォローアップもスムーズに行えるようになります。


③ ニチイの介護現場で導入検証を進めるAIラジオ機器「RADIO TIME MACHINE」、カンヌライオンズ2026 Innovation部門において銀賞を受賞

URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000151.000080749.html

■ 記事の要約
株式会社ニチイ学館が介護現場での導入検証を進めているAIラジオ「RADIO TIME MACHINE」が、カンヌライオンズ2026のInnovation部門で銀賞を受賞しました。この機器は、過去の西暦にダイヤルを合わせると生成AIが当時のニュースやヒット曲をラジオ番組風に流すというものです。実証実験では、利用者の笑顔や身振り手振りが増加し、心理的な安定をもたらしただけでなく、スタッフと利用者の会話のきっかけとなり、相互理解を深める効果が確認されています。

■ 人事担当者にとっての学び
AIなどのテクノロジー導入の目的を「業務効率化」や「時間短縮」だけに限定せず、「人間関係の豊かさ」や「やりがいの創出」に繋げている点が非常に示唆に富んでいます。介護現場におけるスタッフの最大のモチベーションは、利用者との温かいコミュニケーションや笑顔を引き出せた瞬間にあります。人と人との関係性をサポートするツールを導入することは、スタッフに「この職場で働く喜び」を再認識させ、組織へのエンゲージメントを強力に高める施策となります。

■ 自分の事業所で検討できること
最新技術を導入する際、「どれだけ業務が減るか」という指標に加えて、「どれだけコミュニケーションが増えるか」「どれだけスタッフの心理的負担が減るか」という視点を取り入れてみてください。また、レクリエーションの企画や日常会話のきっかけ作りに悩むスタッフを支援するため、話題提供をサポートするようなツールや工夫を事業所内で共有し合う仕組みを作ることも、やりがいのある職場作りに有効です。


④ 介護助手 地域のシニア活躍…周辺業務担い 職員の負担軽減

URL: https://www.yomiuri.co.jp/yomidr/article/20260706-GYTET00001/

■ 記事の要約
地域の高齢者を「介護助手」として雇用し、施設の周辺業務を任せる取り組みが定着しつつあることを報じた記事です。清掃、食事の配膳、片付けといった資格がなくてもできる業務を切り出し、働く意欲のあるシニア層に担ってもらうことで、介護福祉士などの専門職が本来のケア業務に専念できるようになります。職員の負担軽減とケアの質向上を実現するだけでなく、働くシニア自身の生きがいや健康維持、社会参加を促進するとして注目を集めています。

■ 人事担当者にとっての学び
すべての業務を専門スタッフだけで回そうとする従来のモデルから脱却し、「タスクシフティング(業務の移行)」を戦略的に行うことの重要性を学べます。意欲と能力を持つ多様な人材(特にシニア層)を労働力として適切に迎え入れることは、労働力不足が叫ばれる社会において必須の施策です。年齢にかかわらず、すべての働きたい人が活躍できる場を提供することは、企業の社会的価値を高めるだけでなく、慢性的な人手不足を根本から解決するための有効なアプローチとなります。

■ 自分の事業所で検討できること
まずは、現場の業務を徹底的に棚卸しし、「資格が必要な業務」と「資格がなくてもできる周辺業務」を明確に切り分ける作業を行ってください。その後、周辺業務のみを担うパートタイムや短時間勤務の求人を、地域のシニア層などをターゲットに募集してみましょう。導入にあたっては、マニュアルの整備や指示系統の明確化、柔軟な勤務シフトの調整など、多様な人材が無理なく安心して働ける受け入れ体制を構築することが成功の鍵となります。


⑤ (福)福竹会が中堅リーダー無研修を開始。地域を支える福祉の未来は、人を育む文化からを

URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000164701.html

■ 記事の要約
社会福祉法人福竹会にて、中堅リーダーを対象とした実践型コーチング研修がスタートしたというプレスリリースです。このプロジェクトの特徴は、研修を単なる知識の習得で終わらせず、「現場で実践し、振り返り、さらに実践する」という循環を組織全体で支援している点にあります。「観察・承認・傾聴」を通じた対話により、スタッフ同士の信頼関係を深め、人が育ち、組織が育つ文化を未来へ受け継ぐことを目指す、伴走型の組織開発の取り組みです。

■ 人事担当者にとっての学び
採用活動と同等、あるいはそれ以上に重要となるのが「今いるスタッフの定着(リテンション)」と「次世代リーダーの育成」です。優れた人材育成とは、外部の研修を単発で受けさせることではなく、学んだことを現場で実践できているかを見守り、フィードバックを行う「文化」そのものを組織内に根付かせることです。上長や周囲がスタッフの挑戦を承認し、安心して話せる心理的安全性を確保することが、長期的な人材の定着と組織の成長に不可欠であると理解できます。

■ 自分の事業所で検討できること
自社の研修制度が「やりっぱなし」になっていないかを見直してみてください。研修受講後に、学んだ内容を現場でどう活かすかを上長と対話する機会を設けたり、定期的な1on1ミーティングを通じて「傾聴」と「承認」のコミュニケーションを図ったりする仕組みの導入をご検討ください。現場の課題から目をそらさず、チーム全員で理想のケアについて語り合えるようなオープンな場づくりが、強い組織を作る第一歩となります。


いかがでしたでしょうか。今週の注目ニュースから見えてくるのは、介護業界における人事・採用のトレンドが「テクノロジーによるスタッフの負担軽減」と「多様な人材が安心して輝ける組織づくり」へと大きくシフトしているという点です。

AIソフトや新しい通信機器を取り入れて現場のストレスを減らす一方で、シニア層へのタスクシフティング(業務の切り分け)や、対話を重んじるリーダー育成といった「人」を大切にする取り組みが、定着率向上や採用成功の重要な鍵を握っています。

大規模なシステムを一度に導入する必要はありません。まずは自社の状況と照らし合わせ、今回ご紹介した「自分の事業所で検討できること」から、小さな一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。 最新の情報をキャッチアップし続ける姿勢が、魅力的な職場への第一歩となります。この記事が、皆様の事業所の人手不足解消と、より良いケアを提供できる組織づくりの一助となれば幸いです。

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2026年7月6日~7月12日の注目ニュース

介護業界において、年々深刻化する人手不足や人材定着の課題に悩みを抱えていませんか? 「採用活動を成功させたい」「組織全体のパフォーマンスを向上させたい」と考えてはいるものの、日々の業務に追われ、他社の成功事例や最新のトレンドをキャッチアップする時間が取れない方も多いのではないでしょうか。

本記事では、介護業界の「人事」「採用」に関連して今週注目を集めた最新ニュースを5つ厳選してお届けします。 業界のベストプラクティスや具体的な環境改善の方法を知ることは、自社の課題を解決する大きな糸口になります。

今回は以下の5つのニュースをピックアップし、現場ですぐに検討できる実践的なポイントとともに解説します。気になるニュースからチェックしてみてください。


① 【2026年調査】介護職員はなぜ辞める?やりがいを感じながらも離職する本当の理由と「辞めない施設」の条件

URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003767.000013640.html

■ 記事の要約

株式会社小学館の「介護マーケティング研究所」が、介護施設での勤務経験者を対象に実施した調査です。直近1年間で転職を意識したことがある人は全体の64%に上りました。離職を考える最大の要因として「給与(32%)」を上回り、「精神的な負担(40%)」「身体的な負担(37%)」が上位を占めています。また、約9割が人手不足を感じており、業務量の多さが心身の疲労につながっている実態が浮き彫りになりました。多くの職員が利用者の役に立つことに「やりがい」を感じているものの、それだけでは定着が難しく、労働環境そのものの改善が急務であることが示されています。

■ 人事担当者にとっての学び
「やりがい」や「社会貢献」といった精神論だけでは、現場のスタッフを引き留めることはできないという現実を直視する必要があります。離職を防ぐためには、給与面のアプローチだけでなく、スタッフの心身の疲労をいかに軽減するかがカギとなります。特に人間関係や業務過多に起因する見えないストレスを察知し、組織としてケアする仕組みが不可欠です。

■ 自分の事業所で検討できること
まずは、現場スタッフに対して匿名でのストレスチェックや業務負担に関するアンケートを実施し、リアルな声を集めることから始めましょう。腰痛などの身体的負担を減らすための福祉機器の導入検討や、特定のスタッフに業務が偏っていないかシフトの見直しを行うなど、具体的な環境改善策に着手することが推奨されます。


② SOMPOケア、AI議事録を全1100事業所に導入 AIケアプランやAIカメラも本格実証 「未来の介護」へ共創に本腰

URL:https://www.joint-kaigo.com/articles/47270/


■ 記事の要約
SOMPOケア株式会社が、AIによる音声認識議事録作成ツールを全1100事業所に導入した事例です。これにより、1事業所あたり月間約10時間の業務削減効果を生み出しています。さらに、ケアプランの原案作成やAIカメラの実証実験も進められており、間接業務の負担を大幅に減らすことで、スタッフが本来の「利用者に寄り添う時間」を創出することを目指しています。同社はテクノロジーの活用によって生み出された生産性向上の経済効果(約40億円)を、処遇改善として現場の職員に還元しています。

■ 人事担当者にとっての学び
テクノロジーの導入は「単なるコスト削減」が目的ではなく、「人間尊重の介護」を実現するための手段であるという視点が重要です。事務作業の負担を減らすことでスタッフの精神的ゆとりが生まれ、それがサービスの質向上や離職防止に直結します。また、業務効率化によって浮いた利益をスタッフの処遇に還元するサイクルは、採用力の強化においても非常に強力な武器となります。

■ 自分の事業所で検討できること
事業所内で「時間がかかっているが、直接的な介護ではない間接業務(記録、申し送り、会議の議事録など)」を洗い出してみましょう。いきなり全社導入が難しくても、まずは無料・安価な音声入力ツールやAI記録アプリを一つのフロアや少人数のチームで試験導入し、どれくらい残業時間が削減できるか効果測定を行うことをお勧めします。


③ 参加介護士のモチベーション向上94.3% 介護職の技能向上につながる「第16回オールジャパンケアコンテスト」11月28日に開催

URLhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000141221.html

■ 記事の要約
介護技術を公開の場で実技として披露し、評価し合う「オールジャパンケアコンテスト」の第16回大会に関するお知らせです。過去大会の調査において、参加した選手の94.3%が「モチベーションの向上」を実感しており、事業所全体への新たな知見の獲得や、他の職員への学びの波及効果も8割以上と非常に高い成果が出ています。今回から外国人介護職員の区分が見直され、国籍を問わず技術を高め合う形式が採用されるなど、多様な人材が活躍できる仕組みへと進化しています。

■ 人事担当者にとっての学び
日々の業務がルーティン化しやすい介護現場において、外部の評価を受けたり、他施設の優れたケアに触れたりする機会は、スタッフのプロ意識や成長意欲を劇的に高める起爆剤になります。また、こうしたイベントへの参加を法人が支援することで、「人材育成に熱心な施設」というポジティブな企業ブランディングにもつながり、採用活動での大きなアピールポイントへと昇華させることができます。

■ 自分の事業所で検討できること
まずは、このような外部コンテストの存在を社内に共有し、参加意欲のあるスタッフを募ってみましょう。参加費用の補助や、練習のための時間確保など、法人が全面的にバックアップする体制を整えることが大切です。外部への参加がハードルになる場合は、施設内で「接遇・ケア技術の社内発表会」を企画し、スタッフ同士で良い部分を褒め合う文化を作るのも効果的です。


④ 2040年の介護需要ギャップは1455人 DX活用し中核を担う介護人材「アドバンスド・エッセンシャルワーカー」育成に向けた検討会 山梨

URL:https://newsdig.tbs.co.jp/articles/uty/2794970?display=1

■ 記事の要約
深刻化する介護人材不足を見据え、山梨県が新たな人材像「アドバンスド・エッセンシャルワーカー(AEW)」の育成に向けた検討会を開始したというニュースです。AEWとは、デジタル技術(DX)の活用スキルとマネジメント力を併せ持ち、現場の中核として業務改善やテクノロジー推進をリードできる人材を指します。キャリアのある職員を対象に約1年間の育成期間を想定しており、業務効率化と質の高いケアの両立を目指す、自治体主導の新しい取り組みとして注目されています。

■ 人事担当者にとっての学び
今後の介護現場におけるリーダー層には、従来の「優れた介護技術」だけでなく、「ITリテラシー」や「業務改善(マネジメント)能力」が必須になるという将来像が明確に示されています。優れたテクノロジーを導入しても、それを現場に落とし込み、運用を定着させるキーマンがいなければ効果は出ません。次世代のリーダー育成において、DX推進スキルを教育カリキュラムに組み込む必要性を強く示唆しています。

■ 自分の事業所で検討できること
自社のキャリアパスや評価制度を見直し、ITツールの活用や業務改善の提案を行ったスタッフが正当に評価される仕組み(評価項目の追加など)を検討しましょう。また、中堅スタッフに対して、介護技術の研修だけでなく、論理的思考やデジタルツールの基礎を学ぶ外部研修の機会を提供し、将来の「DX推進リーダー」を自社内で育成するプロジェクトを立ち上げるのも一案です。


⑤ 職員3,500名・全65拠点、勤怠システムを介護特化型に一斉刷新

URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000047.000127405.html

■ 記事の要約
社会福祉法人元気村グループが、全65拠点・職員約3,500名の勤怠システムを、汎用品から介護現場特化型のシステム「ケアズ・コネクト」へ一斉刷新したというプレスリリースです。介護現場特有の複雑なシフト(夜勤や複数施設での兼務など)や、監査で必要な「常勤換算」の手作業計算が、汎用システムでは対応しきれず現場の大きな負担になっていました。この刷新により、打刻の簡略化、シフト作成の効率化、常勤換算のリアルタイム自動計算が実現し、管理部門と現場の事務負担が大幅に軽減されました。

■ 人事担当者にとっての学び
他業界でシェアの高い汎用的なバックオフィスツールが、必ずしも介護現場の特殊な運用にマッチするとは限りません。システムに業務を無理に合わせたり、手作業(Excelなど)で補完したりすることで、かえって「見えない事務負担」やストレスを生み出しているケースは多々あります。業界に特化したツールを選ぶことは、結果的にスタッフが本来のケア業務に集中できる環境を生み出し、定着率向上という人事の重要課題を解決する糸口になります。

■ 自分の事業所で検討できること
現在使用している勤怠管理ツールや記録ソフトについて、現場の管理者や事務スタッフから「実は手作業で修正している部分」「Excelで二度手間になっている作業」がないかヒアリングを実施しましょう。特に「常勤換算」や「シフト作成」に時間を奪われているようであれば、思い切って介護特化型のシステムへの移行による費用対効果(削減できる人件費や残業代)を算出し、経営陣へ提案材料としてまとめることをお勧めします。


いかがでしたでしょうか。今週の介護業界・人事関連ニュースからは、単なる「採用強化」にとどまらず、「いかに定着してもらうか(離職防止)」と「デジタル技術を活用した働く環境の改善」が大きなトレンドになっていることがわかります。

人手不足を根本から解消するためには、スタッフの心身の負担を減らし、正当に評価し、成長を後押しする具体的な仕組みづくりが欠かせません。今回ご紹介した他社事例の中から、ご自身の事業所でも取り入れられそうなアイデアを、ぜひ一つでも検討してみてください。

スタッフが働きやすい環境を整えることは、結果的に定着率を高め、企業のイメージアップや今後の採用成功へと確実につながっていくはずです。最新の情報を味方につけて、組織のさらなる成長を目指していきましょう。

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2026年6月29日~7月5日の注目ニュース

「求人を出してもなかなか応募が来ない」 「採用してもすぐに辞めてしまう」

人手不足が深刻化する介護業界において、多くの事業所が同じ悩みを抱えています。しかし、厳しいニュースが続く中でも、テクノロジーの活用や新しい組織づくりによって、着実に成果を上げている事業所があることも事実です。

「採用」とは、単に新しい人を集めることだけではありません。今いるスタッフが働きやすく、長く定着できる環境をつくることこそが、最も強力な採用の追い風になります。

本記事では、今週の介護業界で注目すべき採用関連ニュースを5つ厳選し、そこから明日から取り組める「現場改善のヒント」を読み解いていきます。最新トレンドを把握し、採用成功への道筋を一緒に考えていきましょう。


① 医療福祉求人メディア「メディルン」を公開~DYMエールケアリンクスと連携し、医療・介護・福祉業界の人材不足と採用ミスマッチの解消を目指す~

URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000494.000027235.html

■ 記事の要約
総合人材サービスを展開する株式会社DYMが、医療・介護・福祉業界に特化した新たな求人メディア「メディルン」を公開しました。人材不足と、求人情報だけでは伝わりにくい職場環境のミスマッチ解消を目的としています。スマートフォンからスムーズに検索・応募できるUI/UXを重視して設計されており、今後はAIを活用したマッチング機能やスカウト機能の拡充も予定されています。

■ 人事担当者にとっての学び
求職者の「利便性」と「情報収集のしやすさ」を徹底的に追求する重要性が学べます。スマートフォンで直感的に操作できるデザインや、職場環境が透明化された求人情報が現代の採用活動では求められています。また、AIマッチングやスカウト機能など、採用手法が日々進化する現状を把握し、待ちの姿勢ではなく、最新のプラットフォームを活用してターゲットに直接アプローチしていく姿勢が不可欠です。

■ 自分の事業所で検討できること
まずは、自社の求人ページや採用サイトがスマートフォンでどのように見えているかを確認し、応募への導線が複雑になっていないか見直してみましょう。また、既存の求人媒体だけでなく、新しい特化型メディアへの掲載や、スカウト型採用の導入を検討し、採用チャネルを複数持つことで応募数の底上げを図ることができます。


② 老人福祉事業者の「人手不足倒産」は前年比50%増 食事提供の負担も課題に シダックスの高齢者施設向け“タイパ給食”への問い合わせが昨対比2倍ペースへ伸長

URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001202.000008895.html

■ 記事の要約
老人福祉事業者の人手不足倒産が前年比50%増と急増する中、施設運営における「食事提供」の負担が大きな課題となっています。こうした背景から、完全調理済み食品による“タイパ給食(時間対効果の高い給食)”「元気ごはん with Oisix」への問い合わせが急増しています。調理不要で温めるだけのシステムにより、早朝出勤の廃止や人員不足への対応が可能となり、同時に利用者の食形態に合わせた質の高い食事提供を実現しています。

■ 人事担当者にとっての学び
「採用」だけが人手不足の解決策ではないという視点を持つことが大切です。現場の業務プロセスを見直し、外部サービスを利用して「省人化」を図ることは、既存スタッフの労働環境改善に直結します。特に早朝・深夜シフトや専門技術を要する業務の負担を減らすことは、スタッフの心身の疲労を軽減し、離職率の低下や新たな求職者への魅力的なアピールに繋がります。

■ 自分の事業所で検討できること
事業所内で行っている業務の中で、スタッフが行うべきコア業務と、外部委託(アウトソーシング)やシステム化が可能な業務を切り分けてみましょう。給食、清掃、事務作業の一部などを外部に任せることで生まれた時間と人材を、本来の介護ケアに集中させる体制づくりを検討できます。


③ ドクターメイト、日本の特養におけるシェア10%を突破

URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000116.000047082.html


■ 記事の要約
介護事業所向けに医療ソリューションを提供するドクターメイト株式会社が、全国の特別養護老人ホームの10%以上のシェアを獲得しました。特に夜間の医療的対応を代行する「夜間オンコール代行」サービスが注目されています。これを導入した施設では、スタッフの残業時間が大幅に削減されるとともに、専門医への早期相談体制が整ったことで利用者の重症化を防ぐことにも成功しています。

■ 人事担当者にとっての学び
介護スタッフの退職理由の上位には、常に「夜間業務の精神的・肉体的なプレッシャー」が挙げられます。オンコール対応のような特定のスタッフに重い責任と負担がかかる業務を、テクノロジーや専門のアウトソーシングを活用して組織的に解決する姿勢は、採用競争力を劇的に高めます。心理的安全性が担保された職場環境の構築は、採用と定着の両輪を回す非常に重要なポイントとなります

■ 自分の事業所で検討できること
現場で最も精神的・体力的に負担を感じている業務(夜間オンコール、急変時の対応など)についてヒアリングを実施してみましょう。強い課題感があるならば、外部の医療サポートサービスの導入費用と、離職による採用・育成コストを天秤にかけ、費用対効果の観点から導入の提案を検討する価値があります。


④ 介護の仕事で結婚し”御殿”が建つ…新卒社員「3年連続離職ゼロ」、年1000万円以上稼げる会社の正体

URL:https://president.jp/articles/-/115275?page=1


■ 記事の要約
若手の離職率が高いとされる業界の中で、訪問マッサージを主軸とする「フレアス」が新卒社員の離職率3年連続ゼロを達成している理由に迫る記事です。直行直帰が基本で孤独を感じやすい業務特性に対し、あえてスタッフを集める機会を定期的に設け、孤立を防ぐ仕組みを構築しています。さらに、マッサージ技術150項目を可視化し、評価基準と報酬体系を明確にすることで、モチベーションを高め、高い定着率を実現しています。

■ 人事担当者にとっての学び
定着率の向上には、「帰属意識(孤独感の解消)」と「納得感のある評価制度(キャリアパスの可視化)」の2つが不可欠であると再認識させられます。特に訪問系のサービスや、各フロアに分かれて業務を行う施設では、スタッフが孤立しがちです。意図的にコミュニケーションの場を創出する組織的な工夫と、頑張りが正当に報酬に直結する透明性の高い制度設計が、強い組織をつくる土台となります。

■ 自分の事業所で検討できること
スタッフ間のコミュニケーション不足を解消するため、定期的な面談や小規模なミーティング、メンター制度などを意図的に導入し、悩みを共有できる仕組みを作りましょう。また、現在の評価制度が「何をすれば評価され、給与が上がるのか」が明確になっているかを見直し、キャリアパスをわかりやすく明文化して全体に共有することを検討してください。


⑤ 介護施設へ初導入!超高齢社会の救世主へ ミラブル アシストバスが介護付きホーム「交欒 森ノ宮」にて稼働開始

URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000084.000098081.html

■ 記事の要約
ファインバブル技術を持つ株式会社サイエンスが、介護用入浴装置「ミラブル アシストバス」を介護施設へ初めて導入しました。この装置は、大阪・関西万博で展示された技術を応用したもので、「お湯に浸かるだけで全身を洗える」のが特徴です。入浴介助におけるスタッフのこすり洗いや身体を支えるといった肉体的重労働を大幅に削減し、浴槽をまたぐ動作もないため安全面も向上します。

■ 人事担当者にとっての学び
介護現場における「腰痛」などの身体的負担は、スタッフの職業寿命を縮め、離職に直結する深刻な問題です。最新機器やテクノロジーへの設備投資は、単なる業務効率化にとどまらず、健康を守り、長く働ける環境を提供する「究極の福利厚生」という視点が必要です。「身体を守るための投資を惜しまない事業所」というメッセージは、採用活動においても強力なアピールポイントとなります。

■ 自分の事業所で検討できること
自社の労災事例やヒヤリハット、現場からの要望を分析し、特に身体的負担の大きい業務(入浴介助、移乗など)を特定しましょう。その上で、負担を軽減できる特殊浴槽や介護リフト、介護ロボットなどの最新機器の導入を検討します。国や自治体が提供している「介護テクノロジー導入補助金」などの活用を視野に入れ、現場改善のプロジェクトを立ち上げてみるのも一つの方法です。


ここまで、最新の求人メディアや業務効率化ツール、定着率を高める組織づくりに関するニュースをご紹介してきました。今回紹介した事例に共通しているのは、「現場の負担をテクノロジーや制度で解決し、働きがいを創出している」という点です。

「人手不足だから採用を強化する」ことはもちろん重要ですが、現場の環境が整っていなければ、疲弊が重なり、離職の連鎖は止まりません。

事業所として取り組むべきことは、単なる求人活動にとどまらず、現場と協力して「働きやすい環境」を整えることです。

・最新の求人プラットフォームを試してみる
・外部サービスを活用して業務負担を減らす
・最新の介護テクノロジー導入に補助金を活用する
・孤立を防ぐコミュニケーションの場を作る
・評価制度を見える化する

こうした一歩一歩の積み重ねが、結果的に「人が集まり、辞めない組織」をつくる最短ルートになります。自社の課題に最も近いニュースの事例から、まずは一つ、検討を始めてみてはいかがでしょうか。

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2026年6月22日~6月28日の注目ニュース

介護業界において、深刻化する人手不足やスタッフの定着に頭を悩ませている方は多いのではないでしょうか。ただ求人を出すだけでは人が集まりにくい昨今、他社がどのような工夫を凝らし、最新のトレンドを取り入れているのかを知ることは、自社の採用活動を成功に導くための大きな武器となります。

本記事では、今週の介護業界における人事・採用関連の注目ニュースを5つピックアップして解説します。AIやシステムを活用した思い切った業務効率化の事例から、シニア層の積極採用といった新しい働き方の提案まで、明日から自社の現場でも検討できる具体的なベストプラクティスをまとめました。

採用活動の強化や離職を防ぎ働きやすい職場環境を作るための情報収集として、ぜひ最後までご一読ください。


① SOMPOケアが介護特化型AI「noman」を全国導

URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000049236.html


記事の要約
株式会社scovilleが展開する介護特化型AI記録作成ツール「noman」が、大手介護事業者であるSOMPOケアの全国約1,100拠点において本格導入されたという事例です。このツールは、会議や利用者との面談の音声をAIが自動で文字起こしし、要約まで行う機能を備えています。特筆すべきはシステムの提供にとどまらず、現場スタッフが使いこなせるようになるまでの訪問支援など、定着に向けた手厚いサポート体制がセットになっている点です。記録業務の時間を削減し、ケアに向き合う時間を創出することを目指しています。

人事担当者にとっての学び
介護現場のIT化において最も壁となるのが「現場への定着」です。この事例から学べるのは、システム導入そのものをゴールとするのではなく、スタッフが実際に活用し、業務負担が軽減されるまでのプロセスを綿密に設計することの重要性です。記録業務の負担軽減はスタッフの疲労やストレスを和らげ、結果として早期離職を防ぐ重要な人事施策となります。

自分の事業所で検討できること
まずは現在の現場で、スタッフが記録や報告書作成にどれだけの時間を費やしているのか、正確な実態調査を行うことが第一歩です。その上で、音声入力やAI要約機能を持つツールの導入による費用対効果を検討します。導入の際は、ITに不慣れなスタッフをサポートするための推進担当者を配置するなど、受け入れ体制づくりを並行して進めることが求められます。


② 介護の現場を支えるシニアパワーと「定年撤廃」の動き

URL: https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2735161?display=1


記事の要約
介護業界をはじめ各業界で人手不足が深刻化する中、「定年撤廃」によりシニア人材を積極活用する動きが広がっていることを報じるニュースです。岐阜市のデイサービス施設ではスタッフの3分の1が60代以上となり、76歳の看護師が最前線で活躍しています。シニア層が持つ豊かな人生経験からくる利用者への高い「寄り添い力」が、現場に大きな安心感と安定をもたらしていることが紹介されています。

人事担当者にとっての学び
若手人材の獲得競争が激化する中、採用ターゲットをシニア層へと拡大することの有効性が示されています。シニア人材の強みは単なる労働力の補填ではなく、対人援助職において不可欠な「コミュニケーション能力」や「共感力」にあります。年齢にかかわらず、意欲と能力を持つ人材が長く働き続けられる制度設計は、今後の採用戦略において欠かせない視点となります。

■ 自分の事業所で検討できること
まずは自社の就業規則を見直し、定年の延長や撤廃、再雇用制度が柔軟なものになっているかを確認します。さらに、シニア層が安全に働けるよう、薬のダブルチェック体制の強化や、身体的負担の少ない業務の切り出し(ワークシェアリング)などを検討します。短時間勤務など、体力やライフスタイルに合わせた多様な働き方を提供できる環境整備を進めることが重要です。


③ ケアパートナー、通所介護向け自社開発AIアプリを全国展開

URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001564.000035668.html


記事の要約
大東建託グループのケアパートナー株式会社が、全国83拠点の通所介護施設に向けて、独自開発したAI搭載アプリを本格導入したというプレスリリースです。このアプリは「AIデジタルアルバム」「デジタル請求書」「デジタル報告書」の主要機能を備えており、これまで手作業で行っていたご家族への写真共有やケアマネジャーへの報告、煩雑な請求業務をデジタル化します。これにより、年間で約3万時間の業務削減を見込んでいます。

人事担当者にとっての学び
アナログな事務作業をデジタルに置き換えるDXが、いかに劇的な業務削減効果を生み出すかという好例です。人事の視点から見れば、年間3万時間の創出は、スタッフが利用者と関わる時間や研修に充てる時間が増えることを意味します。「残業が少ない」「業務効率化が進んでいる」という事実は、求職者にとって非常に魅力的な要素であり、強力な採用ブランディングに繋がります。

自分の事業所で検討できること
現在、紙媒体やFAXで行っている外部(ご家族やケアマネジャーなど)とのやり取りを、スマートフォンやタブレットを活用したデジタル通信に移行できないかを検討します。最初から全てをシステム化するのではなく、「写真付きの活動報告」や「月次の請求書発送」など、毎月必ず発生し手間のかかっている特定の業務からスモールスタートで試みるのが現実的です。


④ アズパートナーズ×東大「デザイン思考」で描く介護の未来

URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000131266.html


記事の要約
株式会社アズパートナーズと、東京大学DLXデザインラボによる「デザイン思考」を用いた介護現場の課題解決に関する対談記事です。高齢者の「孤独」という本質的な課題に対し、IoTやAIによる業務効率化を前提としつつ、そこで生まれた時間を活用してご入居者の生きがい創出や関係性構築を目指す共同研究について語られています。テクノロジー導入の先にある、本質的なケアの価値向上に焦点を当てています。

人事担当者にとっての学び
採用活動において、「自社が目指す介護のあり方」をどのように発信すべきかのヒントが詰まっています。求職者は給与や待遇だけでなく、「この会社で働くことでどのような価値を利用者に提供できるのか」というやりがいを求めています。最新技術とデザイン思考を掛け合わせ、利用者の生活の質向上に取り組む真摯な姿勢は、感度の高い優秀な人材を引き付ける強いメッセージとなります。

自分の事業所で検討できること
自社の採用サイトや求人票のメッセージが、「アットホームな職場」といった表面的な言葉にとどまっていないかを見直します。自社がテクノロジーをどのように活用し、最終的に利用者のどのような幸せ(生きがいや笑顔)を実現しようとしているのかという「ストーリー」を言語化し、採用のフロントラインで明確に発信していく戦略を立てることが有効です。


⑤ NTTデータセキスイシステムズ、訪問介護向け調整支援サービス開始

URL: https://www.ndis.co.jp/topics/pdf/ndis_20260625.pdf


記事の要約
株式会社NTTデータセキスイシステムズが、訪問介護事業所向けのクラウド型訪問調整支援サービス「ここ日和」の提供を開始したという発表です。訪問介護における急なキャンセルや変更の際、サービス提供責任者(サ責)がホワイトボードと電話で個別に行っていたヘルパーの調整業務をシステム化。オンラインで一斉打診ができ、ヘルパー側も自分のペースで対応可否を返答できる仕組みを実現しています。

人事担当者にとっての学び
訪問介護におけるサ責の業務負担と心理的ストレスの軽減は、事業所運営における最重要課題です。このような調整支援ツールの導入は、現場の中核を担うサ責の離職を防ぐ防波堤となります。また、登録ヘルパーにとっても生活スタイルに合わせた無理のない働き方が可能になります。「働きやすさ」をシステムで担保することは、スタッフの定着率と稼働率向上に直結する効果的な人事戦略です。

自分の事業所で検討できること
現場のリーダー層が抱えている「見えない業務負担(調整のための電話連絡や気疲れなど)」がどれくらいあるのかをヒアリングします。負担が大きい場合は、こうしたスケジュール調整ツールの無料トライアルなどを活用し、現場のオペレーションがどれほど改善されるかを検証してみること。ヘルパーの声を拾い上げ、働きやすい環境づくりへの投資を積極的に検討すべきです。


いかがでしたでしょうか。今週のニュースからは、介護業界の人事・採用において「テクノロジーによる現場の負担軽減」と「年齢にとらわれない多様な人材の活用」という2つの大きな潮流が見えてきます。

AIやシステムを導入して煩雑な事務作業や調整業務を削減することは、スタッフが本来のケア業務に集中できる環境を生み出し、結果として強力な離職防止策となります。そして、そこで現場に生まれた「ゆとり」は、豊かな人生経験を持つシニア人材などが無理なく安全に活躍できる土壌づくりにも直結します。

年齢やこれまでの枠組みにとらわれず、すべての働きたい人が生き生きと働ける職場を実現することは、これからの採用市場において圧倒的な強みになるはずです。

まずは自社の課題を洗い出し、他社の先進的な事例を参考にしながら、できるところから少しずつ働き方改革を進めてみてください。その一つひとつの改善が、結果的に事業所の魅力向上と、確かな採用成功へと結びついていくはずです。本記事の解説が、皆様の事業運営の一助となれば幸いです。

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2026年6月15日~6月21日の注目ニュース

介護事業所における慢性的な人材不足は、事業継続を左右する喫緊の課題です。「求人を出しても応募が来ない」「せっかく採用してもすぐに離職してしまう」といった悩みを抱え、現状を打開する具体的な手法を模索している方は多いのではないでしょうか。

他社の成功事例や業界の最新トレンドを知ることは、自社の採用力強化と組織の成長に直結します。本記事では、今週の介護業界の人事・採用関連で特に注目度の高かった5つのニュースをピックアップしました。

未経験層の活用から、給与引き上げの裏側、DX(デジタルトランスフォーメーション)による働き方改革まで、明日から自社の施策に落とし込める実践的な視点とともに分かりやすく解説します。採用成功と定着率向上のヒントを見つけ、組織づくりにぜひお役立てください。


① シニア介護士の9割が適職と回答!ニチイ学館の調査から学ぶシニア採用成功のコツ

URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000139.000080749.html

■ 記事の要約
医療・介護大手のニチイ学館が自社の介護スタッフ11,418人を対象に実施した調査によると、50代以上で未経験から介護の世界に飛び込んだ人の約9割が「介護職はシニアから始めるのに適した仕事である」と回答しました。入社当初は「緊急時の対応」や「専門知識の不足」から約9割が不安を抱えていたものの、そのうちの約7割がその後に不安を解消しています。不安解消の主な要因としては、「困ったときにすぐ相談できる環境」や「丁寧な研修・指導」が挙げられており、長年の社会経験や人生経験で培ったコミュニケーション能力が現場で大いに活かされている実態が明らかになりました。

■ 人事担当者にとっての学び
深刻な労働力不足を解決する切り札として、ミドルシニア・シニア層の未経験者は非常に有力なターゲットになります。年齢を理由に一律で採用枠から外すのは大きな機会損失です。ただし、求職者側は「未経験の自分にできるだろうか」「体力的に持つだろうか」という強い不安を抱えて応募してきます。採用を成功させ、さらに定着(離職防止)へと繋げるためには、求人段階から「充実したサポート体制があること」を可視化し、入社後も孤立させないメンター制度や相談窓口の設置といった組織的なフォロー体制を敷くことが不可欠であると学べます。

■ 自分の事業所で検討できること
自社の求人票や採用サイトを見直し、シニア層が応募しやすい仕組みを整えましょう。具体的には、「未経験歓迎」と書くだけでなく、「相談しやすい職場環境」や「初期研修の流れ」を具体的に記載します。また、シニア層はフレキシブルな働き方を希望する割合が高いため、フルタイムだけでなく「週3日、1日4時間から可能」といった短時間シフトのバリエーションを増やすことも有効です。入社後は、業務ラインの負担を減らす「周辺業務(清掃や配膳など)」から段階的にスタートしてもらうキャリアパスを設計することで、未経験シニアの採用・定着率を大幅に向上させることが可能です。


② 厚労省が介護分野における生産性向上の取組の普及啓発を目的としたセミナーをオンラインで開催

URL:https://roushikyo-digital.com/news/18678/

■ 記事の要約
厚生労働省は、介護現場の負担軽減と業務効率化を推進するため、「令和8年度介護現場の生産性向上に関する普及加速化事業」の一環として、無料のオンラインセミナー(Zoom)を開催します。セミナーは、生産性向上の意義や他社事例を学ぶ「ビギナーセミナー」、課題の見える化や計画作成の手法を講義で学ぶ「フォローアップセミナー(講義形式)」、さらに講師への相談を交えながら実践的に学ぶ「フォローアップセミナー(ワーク形式)」の3ステップで構成されています。対象は介護事業所の経営層や従業員、自治体関係者など幅広く、先着順での受付となっています。

■ 人事担当者にとっての学び
人手不足の解消は、新しい人材を「採用すること」だけが解決策ではありません。今いる職員の業務負担を減らし、働きやすい環境を作る「生産性向上」の取り組みが、強力な離職防止対策になります。国を挙げてこの取り組みをバックアップしている現在、公的な無料リソースやセミナーを活用しない手はありません。人事担当者やマネジメント層が、最新の業務改善手法や他社の成功事例をキャッチアップし、現場主導の意識改革を促すための知識ベースを常にアップデートしておく重要性を学べます。

■ 自分の事業所で検討できること
まずはこの無料オンラインセミナーへの参加、または従業員の派遣を検討しましょう。特に経営層と現場リーダーが合同で参加できる「ワーク形式」のセミナーは、自社の課題を浮き彫りにし、具体的な改善計画を立てる絶好の機会になります。学んだ内容を基に、日々の申し送り時間の短縮や、書類作成業務の簡素化など、小さな「業務の見える化」からスタートします。現場の労働環境が改善されれば、職員の定着率が上がるだけでなく、求人票で「業務効率化への取り組み」をアピールできるようになり、採用時の強力な差別化要因にもなります。


③ 【介護業界最高水準】ホーム長(施設長)の最低年収を700万円へ引き上げ(株式会社アライブメディケア)

URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000085110.html

■ 記事の要約
都内を中心に介護付き有料老人ホームを展開するアライブメディケアは、現場責任者である「ホーム長(施設長)」の最低年収を業界平均を大きく上回る700万円へと大幅に改定しました。この大胆な処遇改善の原資となったのは、ICT活用などによる「生産性推進体制加算」の全ホーム取得と、高い入居率の維持という現場の経営成果です。さらに、独自の資格制度「介護士長」の平均年収を600万円、一般スタッフも平均420万円へ引き上げ、利益の10%を社員へ還元するルールを敷くほか、海外人材の戦略的採用・定着により、派遣職員に依存しない安定運営を実現しています。

■ 人事担当者にとっての学び
「介護業界は他産業に比べて給与が低い」という固定観念を打破し、優秀なマネジメント人材を惹きつけるための極めて強力なベストプラクティスです。重要なのは、単なる無理な賃上げではなく、「加算の取得」や「稼働率の維持」といった現場の生産性向上成果をダイレクトに処遇へと還元している点です。明確な目標設定と連動した評価・還元システムを構築することが、職員のモチベーションを最大化させ、人材流出を防ぐための持続可能な経営モデルになることを示しています。

■ 自分の事業所で検討できること
自社において「生産性推進体制加算」などの各種加算が原資として100%活用できているか、人事・労務の観点から再評価しましょう。そして、得られた利益をどのようにスタッフへ還元するか、評価制度の透明性を高める仕組みを検討します。また、同社のように「介護士長」といった独自の社内資格キャリアパスを明確に設けることで、スタッフが中長期的なビジョンを持って働ける環境を作ることができます。派遣会社への依存度を減らし、その分のコストを直接雇用の自社スタッフの給与へ回す好循環の体制づくりを模索すべきです。


④ “介護の会社が上場する”という地方創生。地域サービスを止めないために「地方企業の上場」という選択(株式会社孫の手)

URL:https://prtimes.jp/story/detail/Bka0EJHYO0r

■ 記事の要約
群馬県太田市を拠点に介護サービスを展開する株式会社孫の手は、東証TOKYO PRO Marketへの上場を果たしました。この上場は、企業規模を過大に見せるためではなく、地域に不可欠な介護サービスを永続させるための選択です。創業者個人に依存する「社長の会社」から「組織としての会社」へと脱皮し、経営の透明性を高めることで、地域社会、金融機関、そして求職者からの信用力を格段に向上させました。介護に対する「温かい想い」と、持続可能な「強固な経営基盤」の双方を確立することで、深刻な人材不足を乗り越える採用力を磨いています。

■ 人事担当者にとっての学び
求職者が入社を決める大きな要因の一つは、その会社に対する「安心感」と「信頼性」です。特に地方や中小の介護事業所において、経営の先行きや組織の体制が不透明な状態は、採用における最大のネックになります。上場という手段そのものは一例ですが、その本質である「経営の透明性を高め、組織としての信用を担保する」という姿勢は、すべての事業所の人事戦略に通じます。自社の中身をオープンにし、ビジョンとガバナンスを可視化することが、優れた人材を惹きつける最高の採用ブランディングになるという学びが得られます。

■ 自分の事業所で検討できること
自社が求職者や地域社会に対して、どれだけ「中身の見える化」ができているかを点検しましょう。会社の財務状況、今後の成長戦略、組織図や意思決定のプロセスなどがブラックボックスになっていないでしょうか。上場を目指さずとも、採用サイトや会社説明会において、自社の理念「どんな介護を目指すか」だけでなく、労務管理体制やコンプライアンスへの取り組みを誠実に開示していくことで、求職者の不安を払拭できます。「ここなら長く安心して働ける」と思わせる企業風土の可視化を、広報や採用活動の中で即座に実行に移すべきです。


⑤ 見守りシステムやAI使った議事録作成 尾道の特別養護老人ホームがDX活用で職員負担軽減に成果(WAM NET )

URL:https://www.wam.go.jp/newsPublic/sp_public-detail?newsno=347

■ 記事の要約
広島県尾道市の社会福祉法人尾道さつき会が運営する特別養護老人ホーム「星の里」は、県の「介護DX先進モデル施設」として補助金を活用し、ベッド下のセンサーマットや遠隔カメラなどによる入所者の見守りシステムを導入しました。その結果、夜勤時の職員1日あたりの平均巡回時間が3時間24分から2時間10分へと大幅に減少。部屋への訪問回数や歩数も劇的に減少し、職員アンケートでは約6割が「夜勤において精神的な余裕を持てるようになった」と回答しました。他にもインカムやAI音声議事録作成ツール等を導入し、情報共有や労務管理の効率化を進めています。

■ 人事担当者にとっての学び
デジタルテクノロジー(DX)の導入が、現場職員の身体的・精神的な負担軽減において、極めて具体的な数値を伴う成果を上げることを証明した事例です。特に離職原因になりやすい「夜勤の負担感」を、センサー等の活用によって「精神的余裕」へと変えた点は、人事として見逃せません。テクノロジーによる効率化は、単なるコストカットではなく、職員の健康を守り、ゆとりあるケアを提供するための「職場環境改善投資」であるという認識を持つことの大切さを学べます。

■ 自分の事業所で検討できること
国や各自治体が実施している「介護ロボット導入補助金」や「IT導入補助金」の活用を最優先で検討しましょう。初期投資の壁を公的支援でクリアし、見守りセンサーやインカムなどの導入に踏み切る好機です。導入にあたっては、現場スタッフが操作に迷わないよう丁寧な研修を行うとともに、効率化によって浮いた時間を「有給休暇の取得促進」や「利用者との直接的なコミュニケーション時間の創出」へと回します。こうしたDXによる具体的な働きやすさのデータ(巡回時間の削減など)は、求人活動における強力なアピールポイントとしても大いに活用できます。


最新動向を自社の採用・離職防止アクションへ繋げよう

今週のニュースから見えてくるのは、介護業界の採用・人事戦略が明確な転換期を迎えているという事実です。

単なる「人手不足の穴埋め」ではなく、DXや生産性向上アプローチによる「業務負担の軽減と利益の還元」、経営の透明性向上による「企業としての信用力強化」、そしてシニア層をはじめとする「未経験者が安心して働ける組織的なサポート体制の構築」が、今後の採用競争を勝ち抜くための必須条件となっています。

これらは決して大手企業にしかできない施策ではありません。公的な補助金や無料のセミナー等のリソースを賢く活用し、小さな「業務の見える化」から始めることで、どのような規模の事業所でも必ず職場環境は改善へと向かいます。

他社のベストプラクティスを参考に、「自社ならどう応用できるか」を検討し、まずは採用サイトの記載見直しや現場へのヒアリングなど、できるところから具体的なアクションへと繋げていきましょう。

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2026年6月8日~6月14日の注目ニュース

「自社の求人に思うように応募が集まらない」「せっかく採用しても、現場の負担が大きくすぐに辞めてしまう…」 介護業界人事採用を担当されている方であれば、日々深刻化する労働力不足に頭を悩ませているのではないでしょうか。

本記事では、現状の採用難を打破し、自社の力になりたいと考える人事担当者様に向けて、今週の介護業界で特に注目度が高いニュースを5つ厳選してお届けします。

大手企業の合同採用イベントから、最新のICTツールを活用した業務負担の軽減事例まで、業界の最新トレンドやベストプラクティスを網羅しました。日々の業務に追われながらも「より良い職場環境を作りたい」「人事としてさらに成長したい」と前向きに学ぶ皆様へ、明日から自社の事業所で検討できる具体的なアクションも交えて分かりやすく解説します。


① 介護大手4社が共闘!学生向け合同採用イベント「福祉キャリフェス2026」開催

URL:https://www.joint-kaigo.com/articles/46690/

■ 記事の要約
SOMPOケア、学研ココファン、ツクイ、ニチイホールディングスの業界を牽引する大手4社が、競合の垣根を越えてオンライン合同採用イベント「福祉キャリフェス2026」を開催します。新卒学生に向けて、福祉・介護のやりがいや業界全体の魅力を多角的に伝えることで、若年層の人材確保という共通課題の解決を目指す画期的な取り組みです。各社の強みを生かしながら、業界のイメージアップを図る内容となっています。

■ 人事担当者にとっての学び
採用難が深刻化する労働市場において、自社単独での採用活動や魅力発信には限界が近づいています。他社を単なる「競合」として捉えるのではなく、業界全体を共に盛り上げる「協業相手」と位置づける新しい視点は、非常に大きな学びです。パイ(求職者)を奪い合うのではなく、パイそのもの(業界に興味を持つ若手)を増やすための戦略的な連携は、今後の採用活動のトレンドとなる可能性が高いです。

■ 自分の事業所で検討できること
いきなり全国規模のイベントを実施するのは難しくても、近隣地域の同業他社に声をかけ、地域の合同就職説明会を企画することは可能です。また、異業種と連携して「地域で働く魅力」をテーマにした採用イベントを共同開催したり、地元の学校向けに合同で出張授業を行ったりするなど、横の繋がりを活かした採用PR手法の導入を検討してみましょう。


② キャリアパスを明確化!ツクイの新教育制度「ツクイ人マエストロ制度」

URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000126.000049667.html

■ 記事の要約
大手介護事業者の株式会社ツクイは、介護スタッフの離職防止と定着率向上を目指し、新たな教育制度「ツクイ人マエストロ制度」を導入しました。スタッフの成長段階に合わせて4段階の研修階層を設け、それぞれのレベルで求められるスキルや役割を明確化。最高峰を「マエストロ」として認証することで、スタッフ自身がキャリアの将来像を描きやすくし、専門性の向上とやりがいを持って働き続けられる環境づくりを推進しています。

■ 人事担当者にとっての学び
人材定着において「将来のキャリアが見えない」という不満は離職の大きな要因となります。ツクイの事例からは、教育の属人化を防ぎ、会社として「どのような人材に育ってほしいか」「どうすれば評価されるのか」を制度として可視化することの重要性が学べます。明確な目標(マエストロという称号など)を用意することは、スタッフの学習意欲を高め、エンゲージメント向上に直結するベストプラクティスです。

■ 自分の事業所で検討できること
自社の人事評価制度や教育体系を見直し、スタッフから見て「次のステップ」が明確にわかる状態になっているか点検しましょう。「入社〇年目で身につけるべきスキル」をリスト化し、小さなステップアップでも社内で表彰・認定する独自の「バッジ制度」や「マイスター制度」をスモールスタートで導入することで、スタッフのモチベーション向上を図ることができます。


③ ICT活用で業務負担軽減!特養「高寿園」の生産性向上・成功事例

URL:https://roushikyo-digital.com/sx/sx-13613/

■ 記事の要約
岡山県の特別養護老人ホーム「高寿園」が、介護リフトや見守りシステム(眠りSCANなど)のテクノロジーを積極的に活用し、生産性向上とケアの質向上を両立させた事例です。特に夜間の排泄ケアを見直したことで、入居者の睡眠効率が改善。同時に、不要な夜間巡回が減ることでスタッフの身体的・心理的負担が大幅に減少しました。業務効率化によって生まれた時間を活用し、スタッフ間のコミュニケーションも活性化しています。

■ 人事担当者にとっての学び
労働力不足を補うためには「採用」だけでなく、今いるスタッフが長く働ける「環境づくり」が不可欠です。ICT機器の導入は、単なる業務の機械化ではなく、「スタッフの過労を防ぎ、働きやすさを提供するための人事施策」として捉えるべきです。テクノロジーで代替できる業務と、人が行うべきケアの領域を切り分けることで、職員の離職防止と満足度向上に直結することがこの事例から読み取れます。

■ 自分の事業所で検討できること
現場のスタッフが「最も負担に感じている業務(夜間巡回、記録作業、移乗など)」をヒアリングし、ピンポイントで解決できるICT機器の補助金活用やトライアル導入を検討しましょう。導入時には「機械に仕事を奪われる」「操作が難しい」といった現場の抵抗感をなくすため、人事主導で「スタッフの負担を減らすための導入である」という目的を丁寧に説明・フォローする体制づくりが必要です。


④ 送迎業務の負担を劇的改善!ダイハツ「らくぴた送迎」のデイサービス導入

URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000391.000016361.html

■ 記事の要約
ダイハツ工業が提供する送迎支援システム「らくぴた送迎」が、長谷工グループの認知症高齢者向けデイサービス「ふるさと」に導入されました。認知症の方の特性(乗車拒否やこだわりなど)に配慮した柔軟な対応が求められる中、複雑な送迎ルートの自動作成や運行管理システムを活用。これにより、ドライバーや介護スタッフが抱えていた送迎スケジュールの調整にかかる時間と精神的ストレスを大幅に軽減することに成功しています。

■ 人事担当者にとっての学び
デイサービス等の通所施設において、送迎業務は採用時のネックになりやすく、既存スタッフの疲弊を招く隠れた要因です。複雑なパズルを解くようなルート作成をデジタル化することは、属人化の解消に繋がります。「送迎業務の難易度を下げること」は、運転専任スタッフやシニア層の採用ハードルを大きく下げる効果があり、採用戦略の観点からも非常に有効なアプローチであることが学べます。

■ 自分の事業所で検討できること
送迎業務の担当者が固定化・属人化していないか、ルート作成にどれだけの労働時間が割かれているかを見直してみましょう。送迎管理システムの導入はもちろん、外部の送迎代行サービスの活用など、現場のコア業務(直接介護)以外のアウトソーシングやシステム化を進めることで、「運転が苦手な方でも働きやすい職場」として求人のアピールポイントに転換することを検討できます。


⑤ ハンズフリーで情報共有!AIインカムVOYTと見守りシステム「眠りCONNECT」連携

URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000141407.html

■ 記事の要約

介護施設向けのAI搭載インカム「VOYT CONNECT」と、パラマウントベッドの見守りシステム「眠りCONNECT」がシステム連携を開始しました。入居者の離床などの状態変化をセンサーが検知すると、現場スタッフが装着しているインカムへ音声やテキストで自動通知される仕組みです。スマートフォンや端末を都度確認する手間が省け、完全ハンズフリーでリアルタイムな情報把握が可能になり、業務効率化と安全性向上が期待されます。

■ 人事担当者にとっての学び
介護現場における「情報伝達のタイムラグ」や「端末操作の手間」は、スタッフの目に見えないストレスを蓄積させます。ウェアラブルデバイスやIoTの連携により、現場の「ちょっとした手間」を削ることは、労働環境の劇的な改善に繋がります。最新機器を取り入れる先進的な姿勢は、求職者(特に若年層や効率重視の人材)に対して「働きやすいモダンな職場環境」という強力なPR材料になります。

■ 自分の事業所で検討できること
現在現場で使用している連絡ツール(PHS、スマホ、従来のインカムなど)が、逆にスタッフの動きを制限していないか現場の声を集めましょう。また、今後の採用活動において「当施設は最新システムを導入し、残業削減と身体的負担の軽減に努めています」という具体的な事実を、求人票や採用サイトの目立つ位置に記載し、テクノロジー活用を「採用の武器」としてフル活用する準備を進めましょう。


いかがでしたでしょうか。今週の介護業界人事・採用ニュースからは、「同業他社との戦略的な協業」「キャリアパスの明確化によるモチベーション向上」、そして「ICTや最新テクノロジーを活用した現場の負担軽減」という、これからの時代を勝ち抜くための重要なヒントが見えてきました。

労働力不足を解消し採用を成功させるためには、単に求人広告の出し方を工夫するだけでなく、今いるスタッフがやりがいを持って長く働ける「選ばれる施設づくり」が不可欠です。

今回ご紹介した他社の成功事例や最新アプローチの中で、少しでも自社に活かせそうな気づきがあれば、ぜひ人事の視点から現場の改善策として提案してみてください。皆様の熱意ある採用活動と離職防止の取り組みが実を結び、事業所のさらなる発展へと繋がることを心より応援しております。

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2026年6月1日~6月7日の注目ニュース

介護業界における慢性的な労働力不足や採用難は、多くの施設にとって喫緊の課題となっています。より良い人材を確保し、長く定着してもらうためには、他社の優れた成功事例や業界全体の最新動向をいち早くキャッチし、自社の施策に落とし込むことが欠かせません。

この記事では、介護業界の人事・採用に関する「今週の注目ニュース」を厳選してご紹介します。

現場の負担を減らす生産性向上の取り組みから、未経験者や外国人材の採用成功事例、最新テクノロジーを活用した人材育成まで、明日からの採用活動や離職防止のヒントになる情報が満載です。自社の採用活動を成功に導き、より良い組織づくりを進めるための参考にしてください。


① 令和8年度介護現場の生産性向上に関する普及加速化事業のセミナー開催

URL: https://www.nttdata-strategy.com/newsrelease/event/seisanseiseminar2026/

■ 記事の要約
厚生労働省の事業の一環として、NTTデータ経営研究所が介護現場の「生産性向上」を目的としたオンラインセミナーを開催します。参加費は無料で、これから取り組みを始める施設向けの「ビギナー向け」と、既に始めている施設向けの「フォローアップ向け」の2段階が用意されています。介護ロボットやICT機器の適切な導入手順や、介護職員以外のスタッフへの業務の切り分け(タスク・シフト)など、現場の負担を軽減しつつケアの質を維持・向上させるための具体的な手法やガイドラインの実践方法を学ぶことができます。

■ 人事担当者にとっての学び
慢性的な人材不足の解消には「新たな人材の獲得」と同時に「今いる職員の離職防止(定着)」が不可欠です。生産性の向上は、単なるコストカットや効率化ではなく、職員の残業時間を削減し、身体的・精神的な負担を減らすという「労働環境の劇的な改善」に直結します。ICT化や業務の切り分けが進んでいる、働きやすい環境が整っているという事実は、求職者にとって非常に魅力的なポイントとなり、採用活動における強力なブランディング要素(競合他社との差別化)として機能します。

■ 自分の事業所で検討できること
まずは現場の責任者と共に、日々の業務の中で「有資格者でなくてもできる業務(清掃、配膳、記録入力の補助など)」がないかを棚卸しすることから始めてみましょう。その上で、今回のような無料セミナーに人事と現場リーダーで一緒に参加し、他施設の成功事例をインプットすることが有効です。自社で導入できそうな見守りセンサーやインカムなどのICTツール、あるいは「介護助手」の積極的な採用など、働き方改革に向けた具体的なプロジェクトチームの立ち上げを検討してみてはいかがでしょうか。


② 【大起エンゼルヘルプ】働きながら無資格・未経験から無料で介護資格が取得できる事業を今年度も実施

URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000162761.html


■ 記事の要約
株式会社大起エンゼルヘルプが、東京都の「介護職員就業促進事業」および「訪問介護採用応援事業」を活用し、無資格・未経験者を対象とした手厚い就労支援を今年度も継続するという発表です。最大のメリットは、採用されたスタッフが働きながら「介護職員初任者研修」などを無料で受講できる点です。さらに、研修を受けている時間も労働時間とみなされて給与が支給されるため、異業種から介護業界へチャレンジする際の経済的・心理的なハードルを極限まで下げる画期的な仕組みとなっています。

■ 人事担当者にとっての学び
経験者層の採用がますます困難になる中、採用ターゲットを「他業界からの未経験者」に広げることは急務です。しかし、未経験者にとって「資格がないこと」と「取得にかかる費用や時間」は大きな壁となります。「資格取得費用を全額会社が負担する」ことに加え、「受講中も給与を保障する」という強力な安心感を提供することは、求職者の背中を強く押す決定打になります。採用の入り口を広げるための投資として、非常に費用対効果の高いアプローチであると言えます。

■ 自分の事業所で検討できること
まずは、自施設が所在する都道府県や市区町村が実施している同様の就業支援事業や、国の人材確保等支援助成金などの最新情報を自治体のホームページ等で確認しましょう。自社で活用できる補助制度があれば、積極的に申請を検討します。また、未経験者を迎え入れるにあたっては、制度面だけでなく「入社後の現場でのフォロー体制(メンター制度や定期的な面談)」をセットで構築し、資格取得まで挫折させない環境づくりを人事部門から現場へ働きかけることが重要です。


③ 【全国小規模多機能型居宅介護事業者連絡会】介護職員の「暗黙知」を言語化し、ケアの価値を高める

URL: https://dentsu-ho.com/articles/9748


■ 記事の要約
電通と全国小規模多機能型居宅介護事業者連絡会が協働で行っている先進的なプロジェクトの紹介です。熟練の介護職員にスマートグラスを装着してもらい、ケア中の目線や声かけの様子を録画・AIで分析することで、これまで感覚的に行われていたベテラン特有の優れた技術(暗黙知)を言語化します。特に、利用者の「できないこと」を補うだけでなく、意欲を引き出す「加点方式」のケアに焦点を当てており、ケアの質の向上や新人教育への活用、さらには介護職自身のやりがいの再発見を目指しています。

■ 人事担当者にとっての学び
人事評価や人材育成において、「良いケアとは何か」という基準を明確にすることは非常に難しい課題です。ベテランの技術が「見て盗むもの」ではなく「データと言葉で共有されるもの」に変われば、新人スタッフの早期戦力化(オンボーディング)が飛躍的にスムーズになります。また、自らの専門性や気遣いが客観的に評価・可視化されることは、介護スタッフのプロとしての誇り(エンゲージメント)を強く刺激し、モチベーションの向上と離職率の低下に直結する大きな人事戦略となります。

■ 自分の事業所で検討できること
すぐにAIやスマートグラスを導入することは難しくとも、根底にある「ノウハウの言語化」は今日から取り組めます。例えば、「あの人のケアはなぜ利用者を笑顔にするのか」をテーマにした社内の事例共有会や表彰制度を設けてみてはいかがでしょうか。ベテラン職員にヒアリングを行い、そのテクニックや声かけの工夫を社内報やマニュアルに落とし込む作業を人事主導で行うことで、組織全体のスキル底上げと、職員を承認・称賛する風土づくりを推進することができます。


④ 潤生園、学生ボランティアと壁面アート制作 交流で笑顔広がる

URL: https://fukushishimbun.com/series05/45442

■ 記事の要約
神奈川県にある特別養護老人ホーム「潤生園」において、近隣の学生ボランティアと入居者が共同で壁面アート(ちぎり絵や手形アートなど)を制作したという心温まる事例です。世代を超えた交流の場が生まれたことで、入居者にとって日常の良い刺激となり、施設内に多くの笑顔が溢れる結果となりました。同時に、参加した学生たちにとっても、楽しみながら福祉の現場を肌で感じることができる貴重な機会となり、地域社会とのつながりを深める有意義な活動として報告されています。

■ 人事担当者にとっての学び
将来の介護人材を確保するための「採用ブランディング」において、若年層との早期の接点作りは非常に重要です。いきなり「就職活動」の枠組みでアプローチするのではなく、ボランティアやワークショップという参加しやすい形で施設を訪れてもらうことで、福祉の仕事の本来の魅力や、現場の温かい雰囲気を自然な形で伝えることができます。このような地域貢献と連動した取り組みは、中長期的な視点でのファンづくり、ひいては未来の採用候補者を育てる戦略的なアクションと言えます。

■ 自分の事業所で検討できること
自施設の近隣にある学校(大学、専門学校、高校など)にアプローチし、授業の一環やボランティア活動としての受け入れができないか打診してみましょう。その際、単なる見学ではなく、今回のアート制作のように「学生と入居者が一緒に何かを作り上げる」体験型の企画を用意することがポイントです。現場の若手スタッフにも企画・運営に参加してもらうことで、学生への魅力づけと同時に、既存職員のリーダーシップ育成やモチベーションアップの機会として活用することを検討してください。


⑤ 【離職ゼロ事例公開】介護施設向けバングラデシュ特定技能人材の即採用・定着ノウハウ共有セミナー

URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000130705.html


■ 記事の要約
アドセック株式会社が主催する、介護施設における外国人材(特にバングラデシュ人材)の採用・定着に関する無料Webセミナーの告知です。同社がサポートし、実際に介護施設へ配属されたバングラデシュの特定技能人材16名が「離職者ゼロ」を継続している実績をもとに、その成功ノウハウが公開されます。バングラデシュ人材は親日感情が強く、日本語でのコミュニケーション能力が高いこと、そして何より定着率の良さが大きな特徴として挙げられており、人材不足の切り札として注目されています。

■ 人事担当者にとっての学び
国内の労働力確保が限界に近づく中、外国人材の活用はもはや選択肢ではなく必須の戦略となりつつあります。しかし、単に頭数を揃えるだけでは早期離職につながってしまいます。この記事から学べるのは、国民性や文化背景を深く理解し、適切な生活サポートやメンタルケアの体制を構築できれば、「離職ゼロ」という極めて高い定着率を実現できるという事実です。自社の理念や風土にマッチする人材はどの国籍か、という広い視野を持つことが人事には求められます。

■ 自分の事業所で検討できるこ
もし現在、外国人材の採用を躊躇している、あるいは過去に定着で失敗した経験がある場合は、経営層と共にこのようなセミナーに参加し、最新の成功事例をフラットな視点でインプットし直すことをお勧めします。また、受け入れに向けて、まずは既存の職員に対して異文化理解のための社内研修を実施したり、外国人材を既にうまく活用している同業他社の施設を見学させてもらうなど、現場が不安を抱かないための事前の土壌づくり(受け入れ体制の整備)から着手してみてはいかがでしょうか。


いかがでしたでしょうか。今週の介護業界の人事・採用関連ニュースから、現場の課題解決につながる5つの重要なトピックを解説しました。

未経験者が挑戦しやすい資格取得の支援制度や、AIを活用した「良いケア」の言語化、ボランティアを通じた地域との接点づくり、そして外国人材の定着支援など、採用活動を成功させるためのヒントは多岐にわたります。これらのニュースから見えてくるのは、単に「人を募集する」だけではなく、「スタッフが働きやすく、成長できる環境を整えること」が採用力強化に直結するという事実です。

他社の優れた事例や公的な支援制度を自社にうまく取り入れることは、新規採用の成功だけでなく、今いる大切なスタッフの離職防止(リテンション)にも大きな効果を発揮します。

ぜひ、今回のニュースから得た学びを事業所内で共有し、自社で実践できる新しい人事施策の第一歩を踏み出してみてください。

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2026年5月25日~5月31日の注目ニュース

介護業界において、慢性的な人手不足は事業運営における最大の課題となっています。従来の採用手法だけでは人が集まりにくくなる中、定着率の向上や現場の負担軽減に向けた新しいアプローチの開拓が急務です。

近年は、ICTやAIなどのテクノロジー活用による劇的な業務効率化から、SNSや地域社会を巻き込んだ採用ブランディングまで、人事や採用を取り巻く環境は日々大きく変化しています。業界内の成功事例や最新のトレンドをいち早くキャッチアップすることは、自社の課題を解決し、ベストプラクティスを見つけるための第一歩となります。

本記事では、今週注目を集めた介護業界の人事・採用に関する最新ニュースを5つピックアップしました。単なるニュースの紹介にとどまらず、その背景にある本質的なポイントを紐解き、事業所で明日から検討できる具体的なアクションを交えて解説します。採用活動を成功させ、組織全体のパフォーマンスや企業価値の向上を目指すためのヒントとして、ぜひご活用ください。


① 株式会社ゼスト:「介護テクノロジー等による生産性向上」効果測定事業結果を発表

URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000078.000056654.html


■ 記事の要約
厚生労働省が推進する事業において、在宅医療・介護向けプラットフォーム「ZEST」の効果測定結果が公表されました。AIを活用して訪問スケジュールの作成を自動化・最適化した結果、スケジュール調整にかかる時間が最大約46%削減(1日あたり85.1分から45.5分へと短縮)されました。さらに、スケジュール担当者の心理的負担(ストレス)が劇的に軽減したうえ、1日あたりの平均訪問件数も増加。直接的なケアに充てる時間が増加し、業務効率化と生産性向上の両立が明確に実証されたという内容です。

■ 人事担当者にとっての学び
介護業界におけるテクノロジーの導入は、単なる「作業時間の短縮」にとどまりません。現場のスケジュール担当者が抱える心理的ストレスの軽減という「働きやすさの向上」に直結するという点が最大のポイントです。人事担当者としては、業務の自動化を離職防止や定着率向上のための強力な施策として捉え直す必要があります。効率化で生まれた余力は、職員の教育やケアの質向上といった、より付加価値の高い業務へ投資することが可能になります。

■ 自分の事業所で検討できること
まずは、自社の訪問スケジュール調整やシフト作成業務において、誰がどれだけの時間を費やし、どのような心理的負担を感じているかの実態調査(ヒアリング)を実施しましょう。属人的になっている業務を洗い出し、AIツールなどの導入による削減効果をシミュレーションします。同時に、ツール導入によって浮いた時間を「メンター制度の充実」や「キャリアアップ研修」など、人材定着のための施策にどう振り向けるか、具体的な計画を立てることが重要です。


② 選ばれる施設にあるものとは? 人材確保の新常識

URL:https://roushikyo-digital.com/sx/sx-12050/

■ 記事の要約
深刻な人材不足の中、人材紹介会社に依存せず「ブランディング」と「地域連携」で若手人材の獲得に成功している特養の事例を紹介しています。Z世代が抱く「体力的にきつそう」というイメージを払拭するため、テクノロジー導入による負担軽減を積極的にアピール。さらに、地域を巻き込んだエンタメ性の高い福祉イベントを開催し、若者に直接「やりがい」を伝える手法を実践しています。また、スマホ時代に合わせて、現場のリアルな日常をSNS等で透明性高く発信する広報活動の重要性も解説されています。

■ 人事担当者にとっての学び
現代の採用成功のカギは、求人媒体への出稿条件だけでなく、法人そのものの魅力をいかに直接届けるかという「採用ブランディング」にあります。特に若手層へのアプローチにおいては、彼らが日常的に利用するツール(SNSなど)を通じて、現場のリアルな雰囲気やテクノロジー活用による先進性を伝えることが不可欠です。採用活動を人事部門だけで完結させるのではなく、現場や地域社会を巻き込んだ広報活動として展開する視点が求められます。

■ 自分の事業所で検討できること
自社の採用サイトやSNSの発信内容を見直し、「求職者が本当に知りたいリアルな日常」や「業務負担軽減への取り組み」が適切に伝わっているかを確認しましょう。また、地域住民や近隣の学生が気軽に参加できるオープンカンパニーや、福祉の枠を超えた地域イベントの企画を検討してみてください。現場スタッフの協力を得ながら、施設のファンを増やすための草の根活動を採用戦略の一環として予算・計画に組み込むことが有効です。


③ ケアマネ協会、ICT活用は「導入支援から活用支援へ転換を」

URL:https://www.joint-kaigo.com/articles/46320/


■ 記事の要約
日本介護支援専門員協会が公表した、居宅介護支援事業所におけるICT活用の実態調査に関するニュースです。ICT導入により業務効率化を実感する声がある一方で、「ケアの質向上」や「人材不足への対応」については4割以上が「どちらともいえない」と回答し、導入が必ずしも成果に直結していない実態が浮き彫りになりました。活用の最大の障壁は「職員のスキル不足」であり、今後は機器を導入するフェーズから、現場でどう生かすかという「活用支援」へとフェーズを移行すべきだと提言されています。

■ 人事担当者にとっての学び
ICTツールは「導入して終わり」ではなく、それを現場が使いこなすための教育・研修体制がセットでなければ投資効果を発揮しません。ITリテラシーのばらつきによる「職員のスキル不足」を放置すると、逆に新しいシステムが現場のストレスを生み、離職の原因になるリスクすらあります。人事やマネジメント層は、現場任せにするのではなく、導入後の伴走支援やスキルアップ研修など、運用定着のためのプロセス作りを主導する必要があります。

■ 自分の事業所で検討できること
すでに導入済みのICTツールやシステムが、現場でストレスなく十分に活用されているか、アンケートやヒアリングを実施して現状を把握しましょう。もし活用が不十分であれば、操作研修を定期的に開催する、あるいはデジタルツールに強い職員を「推進リーダー」に任命し、現場内でサポートし合える体制を構築します。また、今後の新たなシステム導入の際には、初期費用だけでなく、教育・定着化にかかる時間とコストもあらかじめ見積もっておくことが重要です。


④ 介護事業のベストライフ、「KiteRa Biz」で社内規程をDX

URL:https://japan.zdnet.com/article/35248200/


■ 記事の要約
19施設・約900人の従業員を抱える介護事業所「ベストライフ」が、社内規程DXサービス「KiteRa Biz」を導入し、人事・労務のガバナンス強化と業務効率化を実現した事例です。従来WordやExcelで行っていた就業規則や福利厚生などの規程管理をクラウドで一元化したことで、表記ゆれや新旧対照表の作成にかかる負担が減り、1規程あたりの作業時間を約70%削減。これにより、人事が本来注力すべき新しい制度設計などに時間を割けるようになりました。

■ 人事担当者にとっての学び
人材不足への対策は現場の効率化だけでなく、人事・労務部門自身の業務効率化(DX)も極めて重要です。規程管理や勤怠・給与計算などの事務作業(ノンコア業務)に忙殺されていては、採用戦略の立案や職員の面談といった「人に向き合う」コア業務に注力できません。バックオフィス業務のクラウド化・自動化は、人事部門の生産性を劇的に高め、結果として組織全体のパフォーマンス向上と強固な体制づくりにつながります。

■ 自分の事業所で検討できること
自社の人事・労務部門において、書類の作成や管理、データ入力といった事務作業にどれだけの工数がかかっているかを洗い出してみましょう。その上で、クラウド型の労務管理システムや社内規程DXサービスの導入による効率化の余地を探ります。事務作業にかかる時間を半減できた場合、その時間を「採用候補者へのダイレクトリクルーティング」や「既存職員の定着面談」など、どの戦略的業務に投資するか、人事部内で明確なビジョンを共有することが第一歩となります。


⑤ ベネッセスタイルケア共催『介護展2026』を3都市で開催

URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000160719.html


■ 記事の要約
ベネッセスタイルケアグループが、地域社会の高齢者やその家族に向けた大規模イベント「介護展2026」を金沢、熊本、盛岡の3都市で開催するというニュースです。大学病院の専門医による基調講演や、シニアライフに役立つセミナー、最新の介護・医療に関する体験・相談ブースなどが設置されます。超高齢社会において、地域へ正しい情報発信と相談の場を提供する社会的意義の強い取り組みであり、自社の専門性を活かした企業ブランディングと社会貢献活動の好例です。

■ 人事担当者にとっての学び
採用市場において、求職者は単なる待遇だけでなく「その企業が社会にどう貢献しているか(社会的意義)」を重視する傾向が強まっています。このような地域社会への価値提供は、企業としての信頼度を劇的に高めるブランディング活動であり、同時にそこで働く従業員の誇り(従業員エンゲージメント)を醸成する効果があります。大企業に限らず、自社の専門性を地域に還元する姿勢を示すことは、中長期的な採用力強化において非常に有効な戦略です。

■ 自分の事業所で検討できること
自社の持つ介護のノウハウや専門性を活かし、地域住民(高齢者やそのご家族)向けに還元できる小さな取り組みがないか企画してみましょう。例えば、事業所のスペースを活用した「無料の介護相談カフェ」の開催や、地域の公民館での「認知症予防のミニセミナー」などが考えられます。こうした地域貢献活動の実績を、採用サイトやパンフレットで「当社の社会への取り組み」として積極的に発信することで、求職者に対する強力なアピール材料として活用できます。


いかがでしたでしょうか。今週の注目ニュースからは、今後の介護業界における人材確保において「テクノロジーの適切な運用」と「独自の魅力発信(ブランディング)」が、組織の成長を左右する重要な鍵となることが見えてきます。

ここで最も意識すべきポイントは、新しいシステムや制度を「導入すること」自体をゴールにしないという点です。業務効率化によって生まれた貴重な時間を、「職員の育成」や「質の高いケアの提供」、「求職者との丁寧なコミュニケーション」といった本来注力すべきコア業務へどう振り向けるか。その戦略的な視点こそが、採用力と定着率を同時に高める最大の原動力となります。

大規模な改革を一度に推し進める必要はありません。まずは自社が抱える課題を改めて整理し、今回ご紹介した事例の中から「自社でも応用できそうな小さな改善」を見つけてみてください。最新の動向にアンテナを張り、変化を恐れず柔軟にアップデートし続ける組織が、これからの時代に求職者から「選ばれる施設」となっていきます。日々の人事・採用活動のヒントとして、本記事の内容を一つでも現場へ還元していただければ幸いです。

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2026年5月18日~5月24日の注目ニュース

介護業界の人事・採用担当の皆様、日々の採用活動や現場職員のフォロー、本当にお疲れ様です。

「求人を出してもなかなか応募が来ない」「現場の負担が増え、離職が心配だ」——近年、自社の労働力不足が深刻化し、このような強い危機感を抱いている経営者や人事担当者の方は非常に多いのではないでしょうか。

他社との人材獲得競争が激化する中、採用を成功させ、組織のパフォーマンスを向上させるためには、従来のやり方にとらわれず、業界の最新トレンドや他社の成功事例(ベストプラクティス)をいち早くキャッチアップすることが不可欠です。

本記事では、今週の介護業界の人事・採用関連で特に注目度が高かった「5つの最新ニュース」を厳選しました。ICTやテクノロジーを活用した業務効率化の成功事例から、未経験者や潜在有資格者を巻き込む新しい採用手法まで、人事担当者として知っておくべき情報とその具体的な活かし方を解説します。

採用を通じて会社に貢献し、人事としてさらに成長したいとお考えの方にとって、明日からの採用戦略をアップデートするヒントが必ず見つかるはずです。ぜひ最後までご覧いただき、自社で取り入れられる施策を検討してみてください。


① 介護施設の現場改善を支援する「介護DXパッケージモデル」を開発 〜 生産性とケアの質向上を実証にて確認 〜

URL: https://digitalpr.jp/r/134894


■ 記事の要約
川崎重工業株式会社は、AMED(日本医療研究開発機構)の令和6年度事業において、デジタル技術を活用して介護現場の改善効果を定量的に評価する「介護DXパッケージモデル」を開発しました。全国の多様な介護施設で約8カ月間の実証実験を行い、その有効性を確認。 このモデルは、独自の屋内位置情報サービスを活用して職員の行動を計測し、課題抽出から機器導入、定着、投資効果の明示までを一貫して伴走支援する仕組みです。実験では、IoT機器の活用により事務作業時間が大幅に削減され、利用者と接する「直接的介護時間」が増加したことや、見守りセンサー等の導入で夜間巡回業務が効率化され、年約600時間の業務改善(年120万円相当の費用対効果)が創出されたことが実証されました。

■ 人事担当者にとっての学び
人手不足の解消には、単に新しい人を採用するだけでなく、今いる職員の業務負担をいかに減らし、本来の「介護の仕事」に集中できる環境を作るか(定着支援・リテンション)が極めて重要です。 本記事の最大の学びは、テクノロジーの導入効果を「なんとなく便利になった」で終わらせず、「事務作業が○時間減った」「夜間巡回が○時間効率化した」と定量的(数値)に可視化することの重要性です。数字で効果が示されることで、現場の職員も「自分たちの働き方が楽になった」と納得感(成功体験)を得やすくなり、新しい取り組みに対するモチベーションが高まります。

■ 自分の事業所で検討できること
自社で介護ロボットやICT機器(見守りセンサーやインカムなど)を導入する際、あるいは既に導入しているが形骸化している場合、まずは「どの業務にどれだけの時間がかかっているか」の見える化を検討しましょう。 例えば、職員にタイムスケジュールを数日間記録してもらい、どこに負担が集中しているかを特定します。もし夜間巡回や事務作業に時間を取られているなら、見守りセンサーや音声入力ソフトの導入を検討し、導入前後での時間変化を測定します。削減できた時間を「職員の休憩時間の増加」や「利用者とのコミュニケーション時間」に充てることで、労働環境の改善とケアの質向上を両立させ、求人票で「業務効率化による残業ゼロ、リフレッシュしやすい職場」として強力にアピューすることが可能になります。


② メーカー&導入施設から見る 介護ICTが開く業務効率化の最前線

URL: https://roushikyo-digital.com/sx/sx-11744/


■ 記事の要約
令和6年度の介護報酬改定で新設された「生産性向上推進体制加算」を巡り、介護現場のICT化の現状と展望を解説しています。加算(Ⅱ)の要件は「委員会の設置」「テクノロジーの1つ以上の導入」「国へのデータ提供」の3つと比較的ハードルが低いものの、まだ多くの施設が未取得の状態です。 国の補正予算施策などにより、生産性向上に取り組む施設への賃上げ支援(上乗せ)が手厚くなっており、取得有無による報酬・処遇の格差は今後さらに広がるとみられます。記事では、ささづ苑グループや砧ホームの事例を紹介。見守りセンサー(眠りSCAN)や音声入力記録アプリ(CAREKARTE等)、インカムの導入により、職員の身体的・心理的負担が激減し、結果として「最先端の環境で働きたい」という新卒や若手人材の採用成功(紹介手数料ゼロ)につながっていることが示されています。

■ 人事担当者にとっての学び
「ICT化=人員削減のため」という誤った目的で進めると現場の反発を招きますが、「職員の負担を減らし、働きやすさと賃上げ(処遇改善)を同時に実現するため」という目的であれば、現場の強力なエンゲージメントに繋がります。 また、ICT先進施設には「最先端の環境で安心して働きたい」という志の高い求職者が自然と集まるため、採用コストの削減にも直結するという点です。他社との採用差別化を図るためには、給与額の提示だけでなく、「テクノロジーによって守られる職員の心身の健康と、それによる処遇の高さ」をアピールすることが、これからの時代の人事戦略に不可欠であると学べます。

■ 自分の事業所で検討できること

まずは、生産性向上推進体制加算(Ⅱ)の取得に向け、事業所内に「生産性向上委員会」を立ち上げることから検討しましょう。トップダウンで機器を買い与えるのではなく、委員会を通じて現場の「今、一番困っていること」を徹底的にヒアリングします。 既に介護記録システムを導入している事業所であれば、要件クリアまではあと一歩です。自治体の補助金制度(経費の4/5などが補助されるメニュー)を徹底的に調べ、実質的な自己負担を抑えながら、見守りセンサーやインカムのスモールスタート(まずは1フロアから)の導入計画を立てます。導入後は、加算を活用して職員の給与へ還元(賃上げ)し、その実績を「独自の強み」として採用サイトや求人票に明記することで、地域内での採用競争力を圧倒的に高めることができます。


③ VR/MRを活用した介護施設向け新サービス「リハまるLite」を株式会社テクリコがローンチ

URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000062354.html


■ 記事の要約

株式会社テクリコは、介護施設向けにVR(仮想現実)やMR(複合現実)技術を活用した機能訓練・レクリエーション支援サービス「リハまるLite」を開始しました。病院向けリハビリ機器の実績をベースに、介護現場向けに再設計されたものです。 特徴は、従来の個別訓練だけでなく「複数名同時の集団リハビリ」に対応した点です。現実空間を見ながら仮想コンテンツ(もぐらたたきやバレーボールなど)に取り組むため、高齢者も安心して参加できます。これにより、人手不足の現場でも、専門知識がない介護スタッフの操作で、利用者に合わせた効果的な訓練を楽しく継続して提供できます。介護テクノロジー導入支援事業の「機能訓練支援」分野に対応しており、補助金活用で初期費用等を大幅に抑えて導入可能です。

■ 人事担当者にとっての学び
介護現場における「レクリエーションや機能訓練の企画・運営」は、現場スタッフにとって精神的・時間的に大きな負担(業務過多)になりやすいパートです。「毎回違うネタを考えなければならない」「利用者を飽きさせないように盛り上げなければならない」というプレッシャーは、早期離職の隠れた原因にもなっています。 このニュースからの学びは、「最新テクノロジー(VR/MR)をエンタメ(楽しさ)と業務省力化の双方に活用する」という視点です。スタッフの個人のスキルや負担に依存せず、誰が担当しても質の高いレクリエーションが提供できる仕組み(仕組み化)を作ることは、労働環境の均一化とスタッフの心のゆとりを生み出すために重要です。

■ 自分の事業所で検討できること
自社のデイサービスや施設において、「レクリエーションの準備に追われて残業が発生している」「スタッフによってレクの質にバラつきがある」といった課題がないか確認しましょう。 もし課題がある場合、このような先進的なリハビリ・レク支援ツールのデモ体験を企画することを検討できます。「機能訓練支援」の補助金対象となるため、自治体の公募に合わせて申請を視野に入れます。導入できれば、スタッフの「レク企画・運営の負担」が劇的に減るだけでなく、求職者(特に新しい技術に興味のある若い世代や、レクが苦手で応募を躊躇していた層)に対して「当施設では最新のMR機器を導入しており、スタッフのレク負担を最小限に抑えています」という強力な採用のフックとして活用できます。


④ 介護職向け人材紹介「カイゴジョブエージェント」が東京都福祉局「かいごチャレンジ職場体験事業」と業務提携を開始

URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000447.000013298.html


■ 記事の要約
株式会社エス・エム・エスが提供する「カイゴジョブエージェント」は、東京都福祉局が主催する「かいごチャレンジ職場体験事業(かいチャレ)」の就業支援を担う「かいチャレプラス」の提携紹介会社に選定され、業務提携を開始しました。 この事業は、介護業界未経験の求職者が都内の介護事業所で職場体験を行い、仕事への理解を深めた上でマッチング・就業・定着までを一貫して支援するものです。エス・エム・エスは、豊富な求人情報を用いたマッチングだけでなく、同社が運営する資格取得スクール(カイゴジョブアカデミー)のノウハウを活かし、入職前後のギャップによる早期離職を防ぐ専門組織による手厚いフォローアップ(定着支援)を実施し、東京都の介護人材不足解消を目指します。

■ 人事担当者にとっての学び
人手不足を打開するためには、経験者の奪い合いから脱却し、「異業種からの未経験者」をいかに安全に受け入れ、定着させるかが最大の鍵となります。 学びの本質は、未経験者の採用において「入職前のリアルな体験(職場体験)」と「入職後の専任者による徹底的なフォロー(定着支援)」がセットで不可欠であるという点です。採用活動のゴールは「入社」ではなく「定着(長く活躍してもらうこと)」。未経験者が抱く心理的不安や実務のギャップを、事業者側・紹介会社側がシームレスにケアする体制が、早期離職を防ぐために最も効果的であることを示しています。

■ 自分の事業所で検討できること
自社(特に東京都内や、同様の事業を行う自治体にある事業所)において、こうした行政主催の「職場体験受入れ事業所」への登録を積極的に検討しましょう。 未経験者をいきなり面接して採用するのではなく、「まずは3日間の職場体験」として受け入れるプログラムを事業所内で策定します。そして、受け入れた際には現場の「教育担当(メンター)」を固定し、入職後も定期的な1on1面談を実施するなどの「フォロー体制」を人事主導で構築します。行政の枠組みや大手エージェントのサポート体制(動画や資料の活用、オンライン面談など)を自社の仕組みにも取り入れ、「未経験者が絶対に孤立しない・挫折しない育成環境」をアピールすることで、未経験からの転職者を呼び込む強力なパイプを作ることができます。


⑤ カイテク、日本介護福祉士会と包括連携協定を締結 〜 介護福祉士等の専門人材の育成・活躍促進、学習機会の拡大等の取り組みで、介護サービスの質向上を目指す 〜

URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000043426.html


■ 記事の要約
介護・看護のスポットワーク(単発バイト)アプリ「カイテク」を運営するカイテク株式会社は、公益社団法人日本介護福祉士会と包括連携協定を締結しました。 背景には、介護ニーズの増大に対し、専門資格を持つ「介護福祉士」が安心して長く活躍できる環境づくりや、専門性の維持・向上が急務となっていることがあります。カイテクは、ライフスタイルの変化(育児や介護など)により現場を離れている「潜在有資格者」に対し、アプリを通じて柔軟に働けるスポットワークの機会を提供してきました。今回の提協により、両者は介護福祉士等の専門人材の育成・質の向上、現場における人材確保や活躍推進、カイテク登録者への情報提供や周知啓発において連携し、介護サービス全体の質的向上を目指します。

■ 人事担当者にとっての学び
「フルタイムで働ける人だけを採用する」という従来型の募集手法だけでは、激化する採用市場で生き残ることは困難です。 このニュースから学ぶべきは、「スポットワーク(ワークシェアリング)」を有効活用し、市場に眠っている“潜在有資格者(資格はあるがブランクがある、短時間しか働けない層)”を自社の労働力として取り込む視点です。また、単発で働いてもらうことは「お互いのミスマッチを防ぐ長期的な採用(体験入社)」の役割も果たします。柔軟な働き方を許容することが、結果として優秀な有資格者の確保と、サービスの質の維持につながるというトレンドを掴む必要があります。

■ 自分の事業所で検討できること
自社のシフト管理において、「急な欠員対応に既存職員が追われて疲弊している」「有資格者が足りずに加算が取れない・受け入れを制限している」といった状況があれば、スポットワークアプリ(カイテク等)の導入を本格的に検討しましょう。 まずは「朝の入浴介助の3時間だけ」「夜勤のピンチヒッター」といったピンポイントの業務を切り出して求人を出してみます。スポットワーカーを受け入れるための「当日用簡易マニュアル」を用意し、気持ちよく働いてもらえる環境を整えます。実際に働いてもらい、自社の雰囲気や相性が良いスタッフがいた場合は、「パートや正社員として本格的に働きませんか?」と直接雇用の打診(引き抜き・長期採用への移行)を行う体制を作ることで、高い紹介手数料を払うことなく、即戦力の有資格者を獲得する新しい採用ルートを確立できます。


まとめ:採用成功の鍵は「働きやすさの可視化」と「柔軟な受け入れ体制」

いかがでしたでしょうか。今週の介護業界の人事関連ニュースを振り返ると、以下の2つの大きなトレンドが見えてきます。

1.テクノロジー(DX・ICT・VRなど)による現場スタッフの負担軽減と、それに伴う処遇改善
2.未経験者やスポットワーカー(潜在層)を安全に受け入れ、定着させる仕組みづくり

もはや「給与とシフトの条件だけ」で人材を集める時代は終わりを迎えつつあります。これからの人事担当者に求められるのは、現場と連携して「今の職員が長く働き続けられる環境」を整え、その『働きやすさの証拠(データや取り組み)』を求職者へ魅力的に発信していくことです。

今回ご紹介したニュースの中には、補助金や行政の制度を活用して、比較的小さなリスクから始められる施策も多く含まれていました。まずは「生産性向上委員会を立ち上げて現場の声を拾う」「単発バイトの受け入れマニュアルを1つ作ってみる」といった、小さな一歩から始めてみてはいかがでしょうか。

人手不足の解消は決して簡単ではありませんが、新しい手法を学び、柔軟に取り入れていくことで、必ず組織全体のパフォーマンス向上と企業のイメージアップにつながります。本記事が、貴社の採用成功と、より良い職場づくりへの一助となれば幸いです。

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2026年5月11日~5月17日の注目ニュース

介護業界において、人材の確保と定着は常に頭を悩ませる最大の課題ですよね。とくに近年は労働力不足が深刻化しており、「どうすれば自社に合った人材を採用できるのか」「他社はどのような工夫をして採用を成功させているのか」と、日々情報収集に奔走されている人事・採用ご担当者様も多いのではないでしょうか。

本記事では、現場改善や採用力強化を目指す経営者様・人事ご担当者様に向けて、今週注目を集めた「介護業界の人事・採用関連ニュース」を5つ厳選してお届けします。

単なるニュースの紹介にとどまらず、そこから読み取れる「人事・採用目線での学び」や、「明日から自社の事業所で検討できる具体的なアクション」まで踏み込んで解説しています。業界の最新トレンドや他社の成功事例(ベストプラクティス)を効率よくインプットし、自社の採用力強化やより良い組織づくりにぜひお役立てください。


① 【一般社団法人介護人材政策研究会】「第2回 介護人材戦略フォーラム」開催

URL:https://x.gd/EN7N5

■ 記事の要約
高齢者人口がピークを迎える「2040年問題」に向けた人材確保・定着の戦略を共有するフォーラムが5月16日に開催されました。厚生労働省の担当者による国の最新施策の解説をはじめ、社会福祉法人ふるさとによる地域連携の取り組み、NTTデータ経営研究所による介護現場のDX化事例、そして東洋大学教授による今後の介護経営の展望など、多角的な視点からこれからの業界を生き抜くためのリアルな情報が共有されました。

■ 人事担当者にとっての学び
このフォーラムに参加していなかったとしても、取り上げられた「議題のラインナップ」を見るだけで、今後の採用・定着に向けた重要なトレンドを読み取ることができます。それは、「国策の把握(厚労省)」「地域との連携」「現場の業務効率化・DX化」が、2040年に向けた人材確保の必須キーワードになるということです。目先の欠員補充だけでなく、こうしたマクロなテーマに日頃からアンテナを張り、自社の課題と照らし合わせて広い視野を持つことが、人事としての成長に繋がります。

■ 自分の事業所で検討できること
日々のニュースチェックに加えて、さらに一歩踏み込んだ情報収集の場として、自社が参加できそうな介護業界の団体や研究会がないかリサーチしてみるのもおすすめです。また、今後開催される同種のセミナーや勉強会に、まずは一つ申し込んでみるのもよいでしょう。そこで得た「表には出ない最新事例」を経営陣に共有し、例えばDXを活用した現場の負担軽減策や、地域と連携した新しい採用アプローチなど、自社の課題に合わせた一歩先を行く採用・組織づくりを提案するきっかけにしてみてください。


② 【株式会社SOYOKAZE】介護現場の身だしなみルール緩和と新ユニフォーム導入

URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000059.000034852.html


■ 記事の要約
全国で介護事業を展開する株式会社SOYOKAZEが、スタッフの個性を尊重するため、ヘアカラー、髪型、ネイル、ひげなどの身だしなみに関するルールを大幅に緩和しました。また、多様性を引き立てるシンプルなデザインの新ユニフォームを導入し、新旧のユニフォームを混在させる「ミックス運用」も開始。スタッフが自分らしく働ける環境づくりを推進しています。

■ 人事担当者にとっての学び
「身だしなみの自由度」は、現在の求職者(特に若年層や多様な価値観を持つ層)にとって、職場選びの重要な基準の一つになっています。ルールで縛るのではなく、「自分らしく働ける環境」を会社が公式に認めることは、スタッフの心理的安全性を高め、エンゲージメントの向上や離職防止に直結します。また、新旧ユニフォームの併用を認める柔軟さは、移行にかかるコストや現場の混乱を抑える優れた運用事例と言えます。

■ 自分の事業所で検討できること
まずは、自社の身だしなみ規定が「時代遅れ」になっていないか、現場のスタッフにアンケートやヒアリングを実施してみましょう。安全・衛生面をクリアしていることを前提に、例えば「髪色のトーン制限を緩める」「派手でないネイルを許可する」など、小さな緩和から始めることが可能です。この変更を求人票に「髪色・ネイル規定緩和!自分らしく働けます」と記載するだけで、応募数の増加という明確なメリット(採用成功)につながる可能性があります。


③ 【カイテク株式会社】北海道旭川市と「介護人材の確保に関する連携協定」を締結

URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000043426.html


■ 記事の要約
介護・看護特化のスポットワークアプリ「カイテク」を運営する企業が、北海道旭川市と連携協定を締結しました。有資格者でありながら現在介護職に就いていない「潜在介護人材」に対し、1日単位・数時間から働けるスポットワークという選択肢を提供することで、地域全体の介護人材不足の解消を目指す官民連携の取り組みです。

■ 人事担当者にとっての学び
フルタイムや固定シフトでの勤務が難しい潜在層(育児・介護中の方、シニア層など)を労働市場に呼び戻すには、「スポットワーク」という柔軟な働き方が極めて有効であることが、自治体の動きからも読み取れます。また、スポットで働きに来てくれた方が職場の雰囲気を気に入り、そのまま長期の直接雇用(アルバイトや正社員)に結びつくケースも増えており、新たな「お試し採用チャネル」としての価値が高まっています。

■ 自分の事業所で検討できること
自社で「特定の時間帯(入浴介助のみ、食事準備のみなど)」に人手が不足している業務がないか、業務の切り出し(タスク分解)を検討してみましょう。まずは単発のスポットワーカーを受け入れる体制を整え、業務マニュアルを簡素化します。スポットワーカーが働きやすい環境を作れば、結果的に「またここで働きたい」と思ってもらえ、長期採用のスカウトへつなげることができます。


④ 【株式会社クラシテク】介護サービス事業者向けAIエージェント「カイゴAIオペ」提供開始

URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000160988.html

■ 記事の要約
人手不足に悩む介護現場の事務負担を軽減するため、書類作成やレセプト(介護報酬請求)業務などを自動化するAIエージェント「カイゴAIオペ」の提供が開始されました。初期費用や固定費がかからない従量課金制を採用しており、システム導入のハードルを下げながら、現場スタッフの業務工数を大幅に削減することを目指しています。

■ 人事担当者にとっての学び
人事部門が直接操作するシステムではありませんが、「テクノロジーを活用して現場の残業や事務負担を減らすこと」は、最強の採用・定着施策になります。スタッフの離職理由の上位には常に「業務量の多さ・忙しさ」が挙げられます。AIやITツールによって事務作業を効率化し、本来の「利用者と向き合うケア業務」に専念できる環境を提供することは、競合他社との大きな差別化(ベストプラクティス)となります。

■ 自分の事業所で検討できること
現場の管理者と面談し、「最も時間がかかっている事務作業は何か」を洗い出してみましょう。その上で、AIツールやICT機器の導入を経営層に提案します。導入が進めば、求人募集の際に「AIを活用して事務作業を〇〇%削減!残業ほぼなし」と具体的にアピールできるようになります。新しいツールへの抵抗感が少ない層の採用にも繋がり、結果として組織全体の生産性向上に寄与します。


⑤ SNSフォロワー数60万人の人気デイサービスによるレクリエーション本が発売

URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000019346.000007006.html

■ 記事の要約
SNSフォロワー60万人を超える宮崎県の人気デイサービスが実践する、盛り上がるレクリエーション100ネタをまとめた書籍が発売されました。「準備が簡単」「説明がいらない」といった、現場のリアルな悩みに寄り添った内容になっており、スタッフの企画負担を減らしつつ、利用者の満足度を高めるノウハウが詰まっています。

■ 人事担当者にとっての学び
日々のレクリエーションの企画や準備は、現場の介護スタッフにとって目に見えにくい「大きな精神的負担(プレッシャー)」となっています。このようなノウハウ本を活用し、個人のアイデア力に依存する属人的な業務を「組織として支援する」姿勢を見せることは、人事としてスタッフのモチベーション維持・バーンアウト(燃え尽き症候群)防止に非常に有効です。

■ 自分の事業所で検討できること
福利厚生や業務支援の一環として、こうしたレクリエーション本や実用書を会社経費で購入し、各事業所に「共有ライブラリ」として配置することを検討しましょう。さらに、採用面接の場で「うちの施設ではレクのネタ帳を用意しているので、企画に悩んで持ち帰り残業をすることはありませんよ」と伝えることで、未経験者や経験の浅い求職者の不安を払拭し、応募意欲を高めることができます。


今週の介護業界ニュースから見えてきたのは、「柔軟な環境づくり(身だしなみ緩和)」と「外部リソース・テクノロジーの積極活用(スポットワークやAI)」が、今後の採用・定着において重要な鍵になるということです。

求職者の価値観が多様化する中、働きやすい環境を会社として整備・発信していくことは、大きな採用アピールになります。また、現場の業務負担を減らすツールの導入や、将来を見据えたフォーラムでの情報収集は、既存スタッフの離職を防ぎ、組織を中長期的に強くするための大切な投資です。

人材不足というピンチは、組織のあり方を見直し、新しい層を採用するチャンスでもあります。例えば、スポットワークなどを通じてシニア層をはじめとする多様な人材を迎え入れることができれば、彼らの豊かな経験が若手育成に活かされ、組織全体のパフォーマンス向上という素晴らしいサイクルが生まれます。

すべてを一度に実行する必要はありません。まずは今回のニュースから「自社でもできそうだな」と感じたものを1つ選び、小さな提案や改善からスタートしてみてはいかがでしょうか。常に新しい情報にアンテナを張り、より良い職場環境づくりに尽力される皆様の取り組みが、採用成功と会社の成長に繋がることを応援しております。

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2026年5月4日~5月10日の注目ニュース

最近、自社の深刻な労働力不足に頭を悩ませていませんか?「現場の負担を減らしたい」「新しい人材を採用して会社に貢献したい」と、日々トレンドや他社事例の情報収集に奔走されていることとお察しします。

本記事では、「介護業界 人事 採用」の最新動向をリサーチしている人事担当者様へ向けて、今週注目すべき5つのニューストピックスを厳選して解説します。

異業種からの採用事例や最新の介護DX事情、そして定着率を高めるユニークな福利厚生や若年層へのアプローチなど、業界のベストプラクティスには自社の採用活動をアップデートするヒントが隠されています。人事のプロフェッショナルとして組織をさらに成長させ、採用成功という目標を達成するために、ぜひ本記事の知見を日々の業務にお役立てください。


① 【ツクイ】ゲームで学ぶ介護のリアル「ツクイの介護スゴロク」を制作

URLhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000124.000049667.html


■ 記事の要約
大手介護事業者の株式会社ツクイが、介護をする側のリアルな経験を疑似体験できるボードゲーム「ツクイの介護スゴロク」を制作しました。このゲームは、介護現場で起こりうる課題や喜びをスゴロク形式で体験しながら、解決策を学べるツールです。同社が主催するセミナー等で活用され、介護への理解を深める機会を提供することを目的としています。

■ 人事担当者にとっての学び
この取り組みから学べるのは「教育のエンターテインメント化(ゲーミフィケーション)」の重要性です。従来の座学研修では、介護の苦労ややりがいを実感として伝えるのが難しい側面がありました。しかし、ゲームという形式をとることで、参加者は主体的に課題解決を考え、共感力を養うことができます。特に「未経験者」や「学生」をターゲットにした採用活動において、心理的ハードルを下げる強力なツールになります。

■ 自分の事業所で検討できること
自社の採用説明会や、内定者フォローの研修に「体験型ワークショップ」を取り入れてみてはいかがでしょうか。既存のゲームを購入せずとも、自社の「あるあるネタ」をカード化し、グループワークで解決策を話し合うだけでも効果があります。スタッフの「経験値」を可視化し、楽しみながら学べる環境を作ることで、採用候補者に対して「教育体制が整っている、風通しの良い職場」というポジティブな印象を与えることが可能です。


② 【SOMPO】介護DXとノウハウの外販へ「SOMPOケアソリューションズ」発足

URLhttps://www.kyodo.co.jp/pr/2026-05-07_4009636/


■ 記事の要約
SOMPOケア株式会社は、2026年7月1日付で、介護事業者の経営変革を支援する新会社「SOMPOケアソリューションズ株式会社」を設立することを発表しました。これまで自社グループで培ってきた介護DXや運営ノウハウ、食事サービスなどを体系化し、外部の介護事業者へワンストップで提供します。業界全体の生産性向上と持続可能性の追求を目指すとしています。

■ 人事担当者にとっての学び
「大手だからできること」と切り捨てず、その背景にある「生産性の向上=スタッフの定着」という方程式に注目すべきです。SOMPOグループが目指すのは、データやテクノロジーを活用して「人が人にしかできない介護」に集中できる環境作りです。人事としては、ただ人を増やすだけでなく、外部の知見やツールを活用して「現在のスタッフがいかに楽に、質の高い仕事ができるか」という視点を持つことが、結果として離職率の低下につながることを学ぶべきです。

■ 自分の事業所で検討できること
まずは自社の業務の中で「アナログで負担が大きい作業」を洗い出してみましょう。すべてを自社で解決しようとせず、今回のような外部ソリューション(DXツールや給食アウトソーシング等)の導入を検討することで、スタッフの残業削減や直接処遇時間の増加が期待できます。「最新のツールを導入している」という事実は、求人募集時の強力なアピールポイント(他社との差別化)にもなります。


③ 【異業種採用】元力士が介護現場で活躍!セカンドキャリアの新潮流

URLhttps://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2639398?display=1


■ 記事の要約
元幕下力士の駿馬こと中板秀二さんが、引退後に東京のデイサービスで介護士として活躍している様子が報じられました。力士時代の体力を活かした介助はもちろん、持ち前の明るさや相撲を通じたレクリエーションが利用者に大好評。相撲界からのセカンドキャリアとして、介護職が新たな選択肢になりつつあるという内容です。

■ 人事担当者にとっての学び
「介護の経験がある人」だけをターゲットにしていては、これからの採用競争には勝てません。力士の例のように、全く異なる業界で培われた「強み(体力、礼儀、特技)」を、介護の現場でどう活かせるかを人事側がプレゼンテーションできるかどうかが鍵です。異業種からの転職組は、既存のスタッフにはない視点や活力を組織にもたらし、結果として組織全体のパフォーマンス向上とイメージアップに寄与します。

■ 自分の事業所で検討できること
自社のターゲット読者(ペルソナ)を広げてみましょう。例えば、体育会系の元選手、接客業の経験者、あるいは定年退職したシニア層など、それぞれの強みが介護のどのシーンで役立つかを言語化し、求人票に盛り込むのです。「力自慢歓迎」「お喋り好き歓迎」など、具体的なソフトスキルに焦点を当てた採用広報を展開することで、潜在的な候補者にリーチすることができます。


④ 【福利厚生】すべての介護職にポイント還元「介護職応援ポイント」始動

URLhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000134020.html


■ 記事の要約
株式会社プラス・ピボットが、雇用形態を問わずすべての介護職にポイントを付与する「介護職応援ポイント」を開始しました。1時間の勤務につき1ポイント(1円相当)が貯まり、現金同様に利用できる仕組みです。正社員、パート、派遣といった壁を超え、「働いた時間そのもの」を価値として還元することで、業界全体の定着支援を目指しています。

■ 人事担当者にとっての学び
人事が学ぶべきは「評価の公平性と即時性」です。介護現場では、雇用形態の違いにより福利厚生に差が出がちですが、それがスタッフ間の不満や離職のきっかけになることも少なくありません。このポイント制度のように、短時間パートでも派遣でも「現場を支えてくれている時間は同じ価値」と認める姿勢は、組織の結束力を高めます。また、コツコツとポイントが貯まる「見える化」された報酬は、日々のモチベーション維持に大きく貢献します。

■ 自分の事業所で検討できること
自社独自の「インセンティブ制度」を見直してみませんか。大きなボーナスだけでなく、例えば「無遅刻無欠勤ポイント」や「利用者様からの感謝カード獲得ポイント」など、日々の細かな頑張りを評価し、少額のギフトカードや特別休暇に交換できる仕組みを作るのです。こうした「小さな成功体験」の積み重ねが、スタッフの「会社に貢献したい」という意欲を育みます。


⑤ 【若手採用】現役高校生が介護の魅力を発信!岩手の有志団体「サッコラケア」

URLhttps://www.wam.go.jp/newsPublic/sp_public-detail?newsno=3388


■ 記事の要約
岩手県の普通科高校に通う生徒たちが、介護の魅力を同世代に伝える団体「サッコラケア」を設立しました。彼らは老人ホームで交流イベントを企画・開催し、「支える側・支えられる側」という固定概念を超えた「対等な人間関係」の大切さを発信しています。若者が介護を知らないことが業界の壁になっていると考え、アートやスポーツを交えた活動を展開しています。

■ 人事担当者にとっての学び
若年層の採用において、「介護は大変」というイメージを覆すには、こちらから一方的に情報を流すのではなく、彼らを「主役」として巻き込む姿勢が重要です。高校生が自ら「わくわく感」を見出し、同世代の言葉で発信する力は、企業のどんなパンフレットよりも心に響きます。人事として、地域の学生と長期的な関係を築き、「介護は面白い」と感じてもらう場を作ることが、将来の採用パイプラインを強固にします。

■ 自分の事業所で検討できること
地元の学校との連携を強化しましょう。単なる職場見学を受け入れるだけでなく、文化祭の出し物への協力や、学生が企画するレクリエーションの場として施設を開放するのです。学生が施設に頻繁に出入りする環境ができれば、彼らが就職を考える際に「知っているあの施設」として選ばれる確率が飛躍的に高まります。若手の採用は、組織に新しい風を吹き込み、既存のベテラン社員の活力を引き出すきっかけにもなります。


まとめ:変化を恐れず、新しい採用・人事の形を取り入れよう

今週のニュースを振り返ると、「既存の枠組みにとらわれない採用と組織づくり」が共通のキーワードとして浮かび上がってきます。

経験豊富なシニア層や異業種出身者といった多様な人材を迎え入れることは、新しい知識や視点が組織に蓄積され、若手社員の育成や全体のパフォーマンス向上に直結します。また、ゲームを用いた教育ツール、雇用形態を問わない公平なポイント還元制度、DXによる業務効率化などは、今現場で働いているスタッフの定着率(リテンション)を高めるための強力な武器となります。

「自社には規模が合わない」と敬遠するのではなく、他社のベストプラクティスからエッセンスを抽出し、まずは小さな一歩から自社の制度に組み込んでみてはいかがでしょうか。採用の成功と働きやすい環境づくりは、必ず企業のイメージアップにつながります。人事担当者としてのさらなるご成長と、貴社のより良い職場づくりを応援しております。

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2026年4月27日~5月3日の注目ニュース

介護業界の人事・採用担当者の皆様、日々の業務お疲れ様です。深刻化する人手不足の中、いかに自社にマッチした人材を確保し、長く定着してもらうか。これは業界全体が抱える大きな課題であり、日々奮闘されていることと思います。

本記事では、採用を通じて組織に貢献したいと考える人事担当者様に向けて、今週の介護業界・人事関連で特に注目度が高いニュースを5つ厳選してお届けします。

最新の介護テクノロジー活用による負担軽減や、他社と連携した採用成功の事例など、明日から自社で検討したくなる「人事・採用のベストプラクティス」が満載です。業界の最新トレンドや他社事例をしっかりとキャッチアップし、今後の採用戦略や組織の成長に向けたヒントとして、ぜひお役立てください。


① 【調査報告】約65%の介護職員がレクリエーション業務に負担。属人化から「仕組み化」へ

URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000428.000027019.html


■ 記事の要約
株式会社ルネサンスが実施した介護職員へのアンケート調査によると、約65%が「レクリエーションや体操の業務に負担を感じている」と回答しました。特に「ネタ探し」や「内容の企画」が大きなストレスとなっており、個人のスキルに依存する属人的な状態が浮き彫りになっています。解決策として、すでに半数以上の施設がオンライン動画などを導入しており、誰でも一定の質でサービス提供できる「仕組み化」が急速に進んでいることが示されています。

■ 人事担当者にとっての学び
現場の離職理由として「人間関係」や「給与」が挙がりやすいですが、実はこうした「見えない業務負担(企画や準備)」が日々の疲弊を生んでいます。人事担当者としては、個人の努力やモチベーションに依存する業務設計を見直し、テクノロジーを使って標準化・仕組み化することが、結果的に「残業削減」や「働きやすさのPR(=採用力強化)」に直結するという視点を持つことが重要です。

■ 自分の事業所で検討できること
まずは自施設の職員に対し、レクリエーションの企画や準備にどれくらいの時間や心理的負担がかかっているかをヒアリングしてみましょう。もし負担が大きい場合は、外部のオンライン動画サービスやレク素材サイトの導入を検討し、「手作り・自己流」から「ツールの活用」へと現場の意識改革を促す研修を実施することが有効です。


② 離職率9%未満を実現!介護テクノロジー活用で働きやすい職場づくりを達成した老健の事例

URL:https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20260426-GYS1T00097/


■ 記事の要約
大分県で働きやすい職場の証である「ふくふくプレミアム」の第1号認証を受けた老人保健施設のニュースです。ノーリフティングケア(抱え上げない介護)の徹底や、音声入力アプリなどの介護テクノロジーを積極的に導入した結果、月平均の残業時間を3時間以内に抑え、過去3年間の平均離職率を9%未満にまで引き下げることに成功しました。職員の負担を減らした分、「利用者と触れ合う時間」が増え、ケアの質向上にも繋がっています。

■ 人事担当者にとっての学び
テクノロジーの導入目的を「業務効率化(単なるコスト削減)」とするのではなく、「本来の介護業務(利用者とのコミュニケーション)に集中するため」と位置づけている点が素晴らしいベストプラクティスです。このような理念が浸透している施設は、求職者(特に中途採用や若手層)に対して「腰痛リスクが低い」「残業が少ない」「本来やりたかった介護ができる」という強力な採用メッセージを発信することができます。

■ 自分の事業所で検討できること
自社の採用サイトや求人票で「働きやすさ」をどうアピールしているか見直してみましょう。もしテクノロジー(リフトや介護記録ソフトなど)を導入しているなら、「それによって職員の何がどう楽になったのか(残業時間や離職率の具体的数値)」をデータとして可視化し、面接時に求職者へ直接提示できるように資料を準備しておくことをおすすめします。


③ 【セミナー情報】介護報酬改定と人事戦略。処遇改善加算をキャリアパスへの投資に

URL:https://newscast.jp/smart/news/9638675

■ 記事の要約
「5年後、10年後により良いサービスを継続できるか?」をテーマにした人事戦略セミナーの開催情報です。業界全体で「職員の平均年齢60歳」が迫る中、処遇改善加算を単なる一時的な給与補填として消費するのではなく、職員の定着とスキルアップを促す「キャリアパスへの投資」としてどう戦略的に活用すべきかが論じられています。また、持続可能な経営に向けた外国人材の採用・育成の手法についても触れられています。

■ 人事担当者にとっての学び
給与水準の向上は採用において重要ですが、「長く働いてもらう」ためには「この施設で働けば、自分がどう成長でき、どう評価されるのか」というキャリアビジョンの提示が不可欠です。人事として、会社の評価制度や賃金テーブルと連動した明確なキャリアパスを構築し、それを職員や求職者に「見せて、説明できる」状態にしておくことが、最大の離職防止策となります。

■ 自分の事業所で検討できること
既存のキャリアパス制度が「作って終わり」の形骸化したものになっていないか確認しましょう。処遇改善加算を原資として、マネジメントを担うリーダー職だけでなく、現場の介護に特化したスペシャリストコースなど、職員それぞれの適性や希望に応じた多様なキャリアパス(評価基準)を社内に新設できないか、経営陣と協議してみる価値があります。


④ 介護テクノロジー導入成功の鍵は「対話」と「準備が8割」。青森県の生産性向上モデル事業

URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000134020.html


■ 記事の要約
青森県での生産性向上モデル事業に関する成果報告です。インカムや介護ソフトなどの機器をただ導入するだけでなく、導入前の「現場との対話」と「ルールの明確化(準備)」に時間をかけたことで成功を収めました。特に「介護助手」を導入し、専門業務と間接業務(掃除や配膳など)の切り分けを行ったことで、介護職の無駄な移動や残業が削減され、職員のストレス激減と働きがいの向上に直結した生々しい事例が語られています。

■ 人事担当者にとっての学び
トップダウンによるツールの押し付けは、かえって現場の反発と離職を生みます。人事担当者が推進役となり、現場の不満や要望を丁寧にヒアリングする「対話のプロセス」そのものが組織開発に繋がります。また、「間接業務の切り分け」は、シニア層や主婦層、無資格・未経験者を「介護助手」として幅広く採用するための土台づくり(ジョブデザイン)として非常に有効な採用戦略です。

■ 自分の事業所で検討できること
自社で「専門知識や資格がなくてもできる業務(シーツ交換、清掃、備品管理など)」の洗い出しを行ってみましょう。それらの業務を切り出し、「介護助手(サポートスタッフ)」としてパートタイム求人を出したり、外部のサービスを活用したりすることで、既存の介護職員が「本来のケア業務」に専念できる環境づくり(残業削減・定着率向上)へと繋げることが可能です。


⑤ 求職者を奪い合わない!都内10法人が連携する採用・定着の成功事例

URL:https://roushikyo-digital.com/sx/sx-11073/


記事の要約
東京都内の社会福祉法人10法人が「TOKYOの未来を創る社会福祉法人協力会」として連携し、合同で採用活動を行っている画期的な事例です。最大のポイントは「求職者を自社だけで抱え込まず、適性や希望(勤務地や施設形態など)に合わせて、連携する他の法人を紹介し合う」という点です。これにより、入社後の「思っていたのと違う」というミスマッチを未然に防ぎ、業界全体での早期離職防止と定着率向上を実現しています。

■ 人事担当者にとっての学び
「せっかく応募が来たから、なんとか自社に入れたい」という囲い込み思考は、結果的に早期離職というお互いの不幸を招きます。自社の風土や方針に合わないと判断した場合は、無理に採用せず適材適所を図る勇気を持つこと。そして、競合他社を「敵」ではなく「課題を共有するパートナー」と捉え直し、地域全体で人材をシェア・育成していくオープンな姿勢が、結果的に自社のブランド力を高めます。

■ 自分の事業所で検討できること
いきなり複数法人での連携はハードルが高いかもしれませんが、まずは自社の「求める人物像(カルチャーフィット)」と「絶対に合わない人物像」を言語化し、採用基準を明確にすることから始めましょう。また、地域の医療・福祉系の集まりや勉強会に積極的に顔を出し、近隣法人の人事担当者と情報交換のネットワークを構築しておくことが、将来的な合同採用イベントなどの足掛かりとなります。


いかがでしたでしょうか。今週の注目ニュースから見えてきた最新の採用・人事のトレンドは、単なる「人手不足の穴埋め」ではなく、テクノロジーの活用や業務の切り分け、そして評価制度の見直しによる「働きやすさの本質的な改善」です。

こうした職場環境の整備(仕組み化や間接業務の切り出しなど)は、既存職員の定着率を高めるだけでなく、多様な人材が活躍できる土台となります。例えば、整った環境のもとで高齢者(シニア層)の採用が進めば、彼らの豊かな知識や経験が組織に蓄積され、若手社員の育成にも大きく貢献します。結果として、組織全体のパフォーマンスが向上し、企業としてのイメージアップという素晴らしい好循環にもつながるはずです。

すべてを一度に実行する必要はありません。まずは自社の現状と照らし合わせ、できそうな「小さな仕組み化」や、現場との「対話」から始めてみてはいかがでしょうか。本記事の他社事例が、皆様の採用成功と、より良い組織づくりへの第一歩となることを心より応援しております。

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2026年4月20日~4月26日の注目ニュース

介護業界の人事・採用担当者の皆様、日々の採用活動やスタッフの定着に向けた取り組み、本当にお疲れ様です。

近年、現場の労働力不足は深刻化の一途をたどっており、「従来の求人手法では人が集まらない」「せっかく採用してもすぐに辞めてしまう」と頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。会社を支える人事として、「最新の採用手法を取り入れたい」「他社の成功事例からベストプラクティスを学び、組織に貢献したい」と日々情報収集に努められていることと思います。

この記事では、今週の介護業界・人事関連で特に注目度の高い5つのニュースをピックアップしました。話題のスポットワーク活用から、現場の負担を劇的に減らす最新AI、若手の心を掴む採用ブランディング、そして2027年介護報酬改定を見据えた「定着戦略」まで、明日からの人事戦略にすぐ活かせるヒントを詳しく解説します。

採用を成功させ、組織全体のパフォーマンス向上と企業のイメージアップを実現するための第一歩として、ぜひ最後までお役立てください。


① タイミーとベネッセキャリオスが連携。スポットワークが介護人材不足の新たな救世主に?

URL:https://www.businessinsider.jp/article/2604-timee-benesse-spotwork-partnership/


■ 記事の要約
スキマバイトサービス大手の「タイミー」と、ベネッセ傘下で介護・医療特化型のHR事業を展開する「ベネッセキャリオス」が、戦略的業務提携に向けた基本合意を締結しました。タイミーが持つ1,340万人超の巨大なユーザー基盤と、ベネッセが30年以上にわたり介護事業で培ってきた専門性や業界ノウハウを掛け合わせる画期的な試みです。これまで飲食や物流で広がっていたスポットワークですが、専門性が求められる介護現場において、「無資格者・有資格者の業務の切り分け」といった課題を両社の知見でクリアし、慢性的な人手不足の抜本的な解決を目指す動きとして注目されています。

■ 人事担当者にとっての学び
人材獲得競争が激化する中、従来の「正社員・パートのフルタイム募集」だけでは限界が来ています。スポットワークは単なる「その場しのぎの労働力」ではなく、介護業界にこれまで接点のなかった潜在的な人材を呼び込む「新しい入り口」として機能する可能性があります。お試しで数時間働いてもらい、職場の雰囲気や仕事の意義を知ってもらうことで、その後の長期採用へ繋げるという、ミスマッチのない新しい採用チャネルのベストプラクティスになり得ます。

■ 自分の事業所で検討できること
まずは自社の業務フローを細かく洗い出し、「無資格・未経験のスポットワーカーでも数時間単位で任せられる業務(シーツ交換、清掃、配膳補助、レクリエーションのサポートなど)」と「有資格者にしかできない専門業務」を明確に切り分けるタスク分析から始めてみてはいかがでしょうか。業務の切り出しが完了すれば、タイミーなどのスポットワークを試験的に導入し、既存スタッフの残業削減や負担軽減にどれだけ貢献できるかを検証することをお勧めします。


② 介護現場の声から生まれたAI「介人」。二重入力ゼロで職員の笑顔を取り戻すDX

URLhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000181320.html


■ 記事の要約
現役の介護事業者との共同開発により誕生した介護向けAIアシスタント「介人(カイト)」が、2026年4月21日に正式リリースされました。このシステムの最大の特長は、独自の統合データ基盤により、現場でハンズフリーの音声入力を行ったデータが、送迎、勤怠、報告書などすべての関連アプリへ即座に自動同期される点です。これにより、現場スタッフを疲弊させている転記や二重入力といった非効率を完全にゼロにします。また、AIがインシデントを分析して図解などで視覚的な改善提案を行う機能もあり、外国人材や経験の浅いスタッフの教育・安全管理も自動化する次世代のインフラとなっています。

■ 人事担当者にとっての学び
介護業界におけるテクノロジー導入(DX)の真の目的は、単なるデジタル化ではなく「スタッフが本来の専門業務(利用者様へのケア)に集中できる環境と、精神的なゆとりを取り戻すこと」です。スタッフの離職理由の多くが「煩雑な事務作業による負担」や「残業の多さ」に起因しています。システム側が人に寄り添うハンズフリー運用や、多言語・視覚的な教育サポートを提供することで、多様な人材が安心して働き続けられる、定着率の高い組織づくりが可能になるという大きな学びがあります。

■ 自分の事業所で検討できること
まずは、自社のスタッフが日々の「記録業務や転記作業」にどれほどの時間を奪われているか、実態調査を行ってみましょう。もし複数のシステムへの重複入力が常態化しているならば、こうした統合データ基盤を持つ最新システムの導入を検討する余地が十分にあります。IT導入補助金などの制度を活用しつつ、現場のリーダー層とともにデモンストレーションを体験し、「スタッフの笑顔を増やすための投資」として社内で議論を進めてみてください。


③ 福祉の概念を覆す。「介護はクリエイティブ!?」新卒向けセミナーから学ぶ採用ブランディング

URLhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000008923.000002535.html


■ 記事の要約
メディカル・ケア・サービス株式会社(学研グループ)が、新卒就活生に向けて「介護はクリエイティブ!? 体験とキャリア」と題した特別セミナーを開催します。このセミナーでは、若手社員が実際の現場での体験談を語り、介護職がいかにエンタメ要素を含み、クリエイティブに課題を解決する場であるかをワークショップ形式で伝えます。さらに、認知症ケアの第一人者である和田行男氏が登壇し、「その人らしさを支えるケアの本質」について講演。従来の福祉のイメージを覆し、若年層に対して仕事の深いやりがいと新しい価値観を提示する取り組みです。

■ 人事担当者にとっての学び
これからの若手人材や異業種からの転職者を採用する際、「安定しています」「社会貢献になります」といった従来の堅実なアピールだけでは響きにくくなっています。求職者が求めているのは、「自分自身の成長」や「創造性を発揮できる環境」です。介護の現場で日々行われている「どうすればこの利用者様が笑顔になってくれるか?」という試行錯誤こそが、究極のクリエイティブワークであると再定義し、それを現場の生きた言葉で伝える採用ブランディングの手法は、他社との差別化を図る上で大いに参考になります。

■ 自分の事業所で検討できること
自社の求人原稿や採用サイト、パンフレットのメッセージを改めて見直してみましょう。「アットホームな職場です」といった定型文になっていないでしょうか。現場で起きている小さな感動エピソードや、チームでアイデアを出し合って利用者の課題を解決した事例を集め、「介護=クリエイティブで自己成長できる仕事」という新しい切り口で発信し直すことを検討してください。現場の若手スタッフを巻き込んだ採用プロジェクトを立ち上げるのも効果的です。


④ 導入失敗を防ぐ。介護DX推進の鍵を握る「現場起点の課題抽出」ウェビナー

URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000140.000012929.html


■ 記事の要約
BCC株式会社が、介護施設運営法人を対象に「介護現場における課題抽出」をテーマとした無料ウェビナーを開催します。昨今、介護テクノロジーを導入したものの、「現場に定着しない」「十分な効果が得られない」と悩む法人が少なくありません。同社は、その最大の要因が「導入前の課題整理不足」にあると指摘。このウェビナーでは、豊富な支援実績に基づく現場ヒアリングの手法や、補助金活用を見据えた課題整理の進め方、導入後の運用を定着させるための実践的なプロセスを解説します。

■ 人事担当者にとっての学び
組織の生産性を向上させるために新しいITツールや人事制度を導入する際、経営層や人事主導のトップダウンだけで進めてしまうと、かえって現場の業務負担を増やし、反発を招く恐れがあります。成功の必須条件は、最新技術に飛びつく前に、まずは「現場の本当の困りごと(ボトルネック)」を解像度高く把握することです。現場の声に真摯に耳を傾け、彼ら自身が「これは自分たちを助けてくれる仕組みだ」と納得できる課題抽出のプロセスこそが、定着の鍵を握るという人事の本質を学べます。

■ 自分の事業所で検討できること
新たなシステム導入や評価制度の改定に動く前に、まずは現場のスタッフ一人ひとりに「今、最も時間を奪われている作業は何か」「心理的負担になっていることは何か」をヒアリングする機会を設けましょう。アンケートを配るだけでなく、実際に現場へ足を運んで業務を観察することが大切です。抽出された課題をリストアップし、優先順位をつけてから解決策(テクノロジーの選定など)を検討する、地に足の着いた改善プロセスを構築してください。


⑤ 人材マネジメントが収益化の鍵に。2027年改定を見据えた外国人材の定着戦略

URLhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002066.000005089.html


■ 記事の要約
ヒューマンライフケア株式会社が、2027年度の介護報酬改定に向けた「人材マネジメント評価」対策のオンラインセミナーを開催します。次期改定では、従来の人員配置基準に加え、「定着率」「育成プロセス」「生産性向上」といった人材マネジメントの質そのものが加算の評価対象となる見込みです。本セミナーでは、離職率の高さが課題となりがちな特定技能などの外国人材に焦点を当て、採用コストを掛け捨てにせず、定着と育成を仕組み化することで事業所の収益(加算取得)へ直結させる、次世代のマネジメント設計の実例を解説します。

■ 人事担当者にとっての学び
これからの介護業界における人事の役割は、「欠員が出たら補充する」という受動的な採用から、「人材を育て、定着させることで事業所の収益(加算)を創出する」というプロアクティブな経営戦略の中枢へと変化します。特に、日本人・外国人を問わず、早期離職の最大の原因である「入社前の期待と現実のズレ」を解消し、現場リーダーの負担を減らす教育の仕組み(見て覚えろからの脱却)、そして納得感のある客観的なデータ評価制度を整えることが、組織のパフォーマンスアップに直結することを強く意識させられます。

■ 自分の事業所で検討できること
自社の直近3年間の離職率データと、退職者の「本当の離職理由」を改めて分析してみましょう。もし「教育体制への不満」や「評価基準の不透明さ」が根本原因にあるならば、現場任せのOJTを見直し、体系的な育成プログラムの構築を急ぐ必要があります。2027年の報酬改定を見据え、「自社の人材定着率を高めることが、そのまま事業所の強みと収益になる」という共通認識を経営陣や現場のリーダーと持ち、評価制度のアップデートに着手することをご検討ください。


いかがでしたでしょうか。今週の介護業界の人事・採用に関する注目ニュースから、これからの組織づくりのヒントが見えてきたかと思います。

タイミーとベネッセの連携による「スポットワークの活用」や、AI「介人」による徹底的な業務効率化は、現場の負担を減らし、多様な人材が働きやすい環境を作るための強力な武器となります。また、「介護=クリエイティブ」と再定義する若手向けの採用ブランディングや、システム導入前の丁寧な課題抽出は、自社の魅力を正しく伝え、ミスマッチを防ぐための重要なアプローチです。

そして最も意識すべきは、2027年の介護報酬改定に向けた「人材定着」の収益化です。人事はもはや単なる「欠員補充」の部署ではなく、スタッフの育成と定着を通じて、企業の未来と業績を直接的に創り出す経営の要(かなめ)となっています。

まずは現場に足を運び、スタッフの小さな困りごとに耳を傾けるなど、できることから小さな一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。本記事が、貴社の採用成功と、人事担当者様ご自身のさらなるステップアップの一助となれば幸いです。

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2026年4月13日~4月19日の注目ニュース

介護業界で人事・採用に携わる皆様、日々の業務お疲れ様です。
昨今、自社の深刻な労働力不足に頭を悩ませ、「どうすれば採用がうまくいくのか」「定着率を上げるには何が必要か」と模索されている方は多いのではないでしょうか。

人材獲得競争が激化する現代において、現状を打破するヒントは「業界の最新トレンド」と「他社の成功事例」に隠されています。常に新しい情報に触れ、人事としての知見をアップデートしていく姿勢が、採用成功への一番の近道です。

本記事では、今週の介護業界・人事関連で特に注目度の高いニュースを5つピックアップしました。単なるニュースの紹介にとどまらず、人事担当者としての具体的な学びや、明日から自社の事業所で検討・実践できるアクションにまで踏み込んで解説します。採用を通じて事業所に貢献し、より良い組織づくりを目指すためのヒントとして、ぜひ最後までご一読ください。


① 「HELPMAN JAPAN」プロジェクト終了のお知らせ

URL:https://www.indeedrecruit-partners.co.jp/newsroom/pressrelease/2026/0416_4064/


■ 記事の要約
株式会社インディードリクルートパートナーズは、2010年より開始した介護領域の採用・定着を支援するプロジェクト「HELPMAN JAPAN」を、2026年6月30日をもって終了すると発表しました。求職活動や採用手法の多様化といった環境変化を背景に、今後は各種サービスやテクノロジーを活用し、より多様なニーズに寄り添った情報提供・機会提供へと取り組みを移行していく方針です。

■ 人事担当者にとっての学び
長年業界を牽引してきたプロジェクトの終了は、介護業界の採用手法が新たなフェーズへ移行していることを示しています。ここで学ぶべきは、過去の慣れ親しんだ手法や単一の情報源に依存するのではなく、常に情報をアップデートし続ける重要性です。業界の採用・定着ノウハウを提供する主体は多様化しています。特定のサービスが終了しても、人事担当者としては歩みを止めず、新たな学びの場を自ら開拓していく姿勢が求められます。

■ 自分の事業所で検討できること
自社の採用戦略を見直し、情報収集のチャネルを多角化しましょう。例えば、周辺事業者が開催する最新の採用ノウハウに関するセミナーや商談会への参加、有益な情報を発信しているWeb媒体やSNSの定期的なチェックなど、積極的に外部の知見を取り入れる機会を設けることが有効です。常にアンテナを高く張り、他社の成功事例や新しい採用トレンドを学ぶ姿勢を組織内で共有していくことをお勧めします。


② 「介護現場の人手不足は変えられる」事業所×地域がWin-Winになる“新しいお仕事”

URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000068.000066527.html

■ 記事の要約
株式会社TRAPEが山梨県で実施した「介護助手等普及推進事業」のモデル事業に関するレポートです。介護現場の業務を、利用者に直接触れる「直接業務(専門職)」と、掃除や洗濯などの「間接業務(無資格者)」に明確に切り分けました。間接業務を担う「ケアアシスタント」として地域住民を採用した結果、専門職は本来のケアに集中でき、地域住民はやりがいのある活躍の場を得られ、利用者は手厚いサービスを受けられるという「三方良し」の好循環を生み出しています。

■ 人事担当者にとっての学び
深刻な労働力不足を解決するベストプラクティスとして「タスクシフト(業務分担)」の極めて有効な事例です。「人が足りないから介護職を採用する」という一直線の思考から抜け出し、「今ある業務を切り分けて、資格不要で働ける新しい枠組みを作る」という発想の転換が重要です。これにより、これまでアプローチできていなかった「隙間時間で地域に貢献したい」と考える潜在的な求職者層を掘り起こすことが可能になります。

■ 自分の事業所で検討できること
まずは現場の職員と協力し、現在の業務の「棚卸し」を行うことから始めてみましょう。清掃、リネン交換、配膳の準備など、資格や専門知識がなくても対応可能な間接業務をリストアップします。その上で、その業務だけを担う「サポートスタッフ」の求人枠を新設し、近隣にお住まいの方に向けた小規模な「お仕事説明会」や施設見学会を開催して、新しい働き方を提案してみてはいかがでしょうか。


③ はじめての介護をニチイが応援。基礎から学べる介護の入門資格「介護職員初任者研修」が受講料半額に!ニチイに入社をしたら、完全無料に!

URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000135.000080749.html


■ 記事の要約
株式会社ニチイ学館が、「介護職員初任者研修」の受講料を通常価格の半額(44,000円)で提供する期間限定キャンペーンを開始しました。家族介護に備えたい方や、未経験から介護業界へ挑戦したい方の受講ハードルを下げる狙いがあります。さらに、講座受講中または修了後に同社の介護スタッフとして就職した場合、受講料が実質0円となるキャッシュバック制度も用意されています。

■ 人事担当者にとっての学び
「教育」と「採用」をダイレクトに連動させる見事な採用戦略です。未経験者が介護業界に踏み出す際、最大の障壁となるのは「知識不足への不安」と「資格取得にかかる金銭的負担」です。この事例からは、企業側がそのハードルを先回りして取り除くことで、採用の母集団を大きく形成できることが学べます。「育てる前提」で未経験者を受け入れる仕組みづくりは、今後の採用において欠かせない視点です。

■ 自分の事業所で検討できること
自社の「資格取得支援制度」が求職者にとって魅力的で分かりやすいものになっているか、改めて見直してみましょう。入社後に資格取得にかかる費用を全額負担する、または提携する研修機関を紹介するなど、未経験者が安心して応募できる「育成パッケージ」を整備することが重要です。また、求人原稿のメッセージでも「未経験からプロに育てる環境が整っていること」を力強くアピールすることで、応募数の増加が期待できます。


④ 【地域貢献】阿見翔裕園が「あみさくらまつり2026」に出店!満開の桜の下でワッペンキーホルダー作り体験を実施

URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000127405.html


■ 記事の要約
社会福祉法人元気村グループが運営する特別養護老人ホーム「阿見翔裕園」が、地元の春の恒例イベントであるお祭りに出店したというニュースです。手作り小物の販売に加え、「ワッペンキーホルダー作り」の体験コーナーを実施しました。施設の中だけで完結するのではなく、地域のお祭りなどを通じて住民との交流を深め、ものづくりの楽しさや施設の温かな雰囲気を体感してもらう取り組みを行っています。

■ 人事担当者にとっての学び
一見すると採用とは無関係に思える地域交流ですが、実は中長期的な採用戦略(採用ブランディング)において非常に重要な意味を持ちます。地域住民に「明るく開かれた施設」「親しみやすいスタッフがいる場所」というポジティブなイメージを持ってもらうことは、将来的な地元での採用や、現役職員からのリファラル採用(知人紹介)の強力な土台となります。地域貢献は、最強の広報活動と言えます。

■ 自分の事業所で検討できること
地域の行事やイベントに、事業所としてどのように関われるかを検討してみましょう。大規模なお祭りへの出店が難しくても、施設内のスペースを利用した小規模な認知症カフェの開催や、近隣の清掃活動への参加など、身近なところから接点を作ることは可能です。職員が地域住民と笑顔で関わる機会を増やすことは、組織のイメージアップだけでなく、働く職員自身の誇りやモチベーションの向上にも繋がります。


⑤【沖縄発・介護現場の業務負担を調査】なんじょう苑グループ、介護・看護職員にアンケート調査を実施

URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000172519.html


■ 記事の要約
沖縄県のなんじょう苑グループが、自社の介護・看護職員に対して業務負担に関するアンケートを実施しました。その結果、最も負担が大きい業務の第1位は「記録・ドキュメント入力」であり、多くの職員が利用者対応の合間を縫っての記録作業に限界を感じていることが判明しました。現場からはAIによる記録自動化などのテクノロジー導入を望む声が多い一方で、「コスト」や「使いこなせるか」といった不安が壁になっている実態が浮き彫りになりました。

■ 人事担当者にとっての学び
職員の定着率を上げる(離職を防ぐ)ためには、現場が何に疲弊しているのかを「勘」ではなく「データ」で正確に把握することが不可欠です。本事例のように、自社職員のリアルな声を拾い上げ、課題を客観的に「見える化」するプロセス自体が、職員に対して「会社は現場を改善しようと動いている」という安心感を与えます。テクノロジーの導入も、現場の切実な声に基づいているからこそ、本質的な業務改善へと繋がります。

■ 自分の事業所で検討できること
まずは自社の職員を対象に、業務の負担感や改善要望に関する無記名のアンケートを実施し、現場の「生の声」を収集してみましょう。もし「記録業務」に課題が集中しているようであれば、スマートフォンによる音声入力ツールの無料トライアルや、使いやすい介護ソフトへの移行など、具体的な負担軽減策の検討に入ります。現場の小さなSOSを見逃さず、迅速に環境整備に動くことが、最強の定着支援となります。


いかがでしたでしょうか。今週の注目ニュースからは、「情報収集の多角化」「間接業務の切り分け(タスクシフト)」「未経験者への教育支援」「地域イベントを通じたブランディング」、そして「データに基づく現場の業務改善」という、採用・定着を成功に導くための重要なベストプラクティスが見えてきました。

これからの時代、ただ漫然と求人を出すだけでは、必要な人材を確保することは困難です。しかし、今回ご紹介したような新しい取り組みを一つでも自社に落とし込むことができれば、状況は確実に前進します。

特に、業務の切り分けを通じて地域の方々や高齢層などの多様な人材を採用することは、組織に新たな知識や豊かな経験をもたらし、若手社員の育成や負担軽減にも大きく貢献します。現場のゆとりが生まれることで、事業所全体のパフォーマンスが底上げされ、結果として地域における企業のイメージアップという素晴らしい好循環を生み出すことができるでしょう。

いきなり全てを変える必要はありません。まずは自社でできそうな小さな一歩から、新しい採用と人事の形を検討してみてはいかがでしょうか。

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2026年4月6日~4月12日の注目ニュース

介護業界において、労働力不足や慢性的な採用難は多くの事業所が直面する深刻な課題です。「他社はどのような採用施策を行っているのか」「現場の負担を減らし、定着率を上げるベストプラクティスを知りたい」と、最新のトレンドや成功事例を探している人事担当者の方も多いのではないでしょうか。
この記事では、自社の採用力強化や働きやすい環境づくりに直結する「今週の介護業界・人事関連ニュース」の中から、特に注目度が高い5つのトピックを厳選して解説します。業界の最新動向を正確に把握し、自社の採用成功や組織全体のパフォーマンス向上に繋げるヒントとして、ぜひお役立てください。


① ツクイグループはオープン社内報「Bridge」をリニューアルして公開

URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000049667.html


記事の要約
ツクイグループが、これまで従業員向けに発行していた広報誌をウェブ化し、社外の人でも閲覧できる「オープン社内報(Bridge)」としてリニューアルしたというプレスリリースです。紙媒体からウェブ媒体への移行に伴い、デザインの改良や新コーナーの開設が行われました。これにより、社内情報の共有スピードを上げるだけでなく、社内外とのコミュニケーションをさらに活性化させ、企業文化や現場のリアルな姿を広く発信していくことを目的としています。

人事担当者にとっての学び
自社のリアルな雰囲気や、現場で働く従業員の生の声を透明性をもって発信することは、非常に強力な「採用ブランディング」となります。求職者は事前に職場の内情を知ることができるため安心感を抱きやすく、結果として入社後のミスマッチによる早期離職を未然に防ぐことができます。また、既存の社員にとっても自社の取り組みが外部に発信・評価されることはエンゲージメント(会社への愛着や貢献意欲)の向上に繋がり、組織全体の定着率を高めるという人事戦略上の大きな効果が期待できます。

■ 自分の事業所で検討できること
オープン社内報のような大規模なウェブメディアの構築がすぐには難しくても、自社のホームページやブログ、公式SNSアカウントを活用して「社内の日常」を発信することはすぐに始められます。例えば、現場で活躍しているスタッフのインタビュー記事や、新しく入社したシニア層・若手社員の研修風景などを定期的に更新してみてはいかがでしょうか。企業の風通しの良さをアピールし、求職者に「ここで働きたい」と思わせるような情報発信の仕組みづくりを検討してみましょう。


② 在宅介護DXの新常識 つながるチームケアで、現場の負担を減らし、ケアの質を高める方法

URL:https://www.joint-kaigo.com/articles/special/45309/


■ 記事の要約
株式会社NTTデータが主催する、在宅介護現場におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)推進をテーマにしたオンラインセミナーの案内記事です。現在の介護現場では、記録・連絡・申し送りの情報が分断されており、それがスタッフの大きな業務負担になっていると指摘しています。この課題に対し、デジタルツールを活用して「同じ情報を同じタイミングで共有する(つながるチームケア)」仕組みを構築することで、業務時間を5割以上削減した具体的な成功事例などが紹介されています

■ 人事担当者にとっての学び
現場の業務負担、特に事務作業や情報共有にかかる手間の軽減は、スタッフの疲弊を防ぎ、離職を防止する上で極めて重要です。DXによって「残業が少ない」「情報共有がスムーズで働きやすい」という労働環境を整えることは、労働力不足が深刻化する現在の採用市場において、競合他社に対する強力なアピールポイントとなります。業務効率化を図ることは単なるコスト削減ではなく、人材の定着と採用成功のための先行投資であるという視点を持つことが大切です。

■ 自分の事業所で検討できること
現在のアナログな情報共有手段(紙の連絡帳、ホワイトボード、口頭での申し送りなど)にムダがないか、現場の声を聞きながら洗い出しを行ってみましょう。ビジネス用のチャットツールや、スマートフォン・タブレットで簡単に入力できる介護記録ソフトの導入など、スモールステップで始められるIT化を検討することをおすすめします。削減できた業務時間をケアの質向上に充てるだけでなく、経験豊富なシニア人材が事務作業の負担なく現場のサポートや若手育成に注力できるような体制づくりにも繋がります。


③ ALSOK、介護事業で大和ハウス系2社を買収

URL:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC0836D0Y6A400C2000000/


■ 記事の要約
総合警備保障大手のALSOKが、大和ハウス工業の傘下にある介護事業会社2社を買収し、新たに34の介護施設を自社のグループに収めるというM&A(企業の合併・買収)に関するニュースです。ALSOKグループはすでに多数の介護施設を運営していますが、今回の買収に伴い、本業である警備事業で長年培ってきた「見守りサービス」などのテクノロジーを、今後の介護施設運営に積極的に活かしていくという方針を明確に打ち出しています。

■ 人事担当者にとっての学び
異業種の大手資本による介護業界への参入やM&Aを通じた業界再編は、地域の採用競合環境に直接的な影響を及ぼします。特に注目すべきは、大手企業が「テクノロジーの活用」を前提とした施設運営へシフトしている点です。見守りセンサーやITシステムの導入による業務の効率化・安全性の向上は、今後の人材獲得競争において「働きやすい環境」の標準的な要件となっていくことが予測されます。業界全体のトレンドをいち早く掴み、自社の人事・採用戦略を継続的にアップデートしていく姿勢が求められます。

■ 自分の事業所で検討できること
大手企業のような大規模なシステム投資は難しくても、夜間の巡回負担を減らす見守りセンサーや、スタッフ間の連携をスムーズにするインカム(トランシーバー)の導入など、現場の負担軽減に直結する設備の検討を進めましょう。同時に、最新機器の導入だけに頼るのではなく、長年の豊富な知識や経験を持つシニア層を積極的に採用し、テクノロジーの利便性と人間の温かみ(経験値)を掛け合わせた、独自の魅力ある組織づくりを経営層へ提案していくことも有効な手段です。


④ SOMPOケア、入社式から生成AI活用に力点 本格化する介護職の創造的マインド養成

URL:https://www.joint-kaigo.com/articles/45357/


■ 記事の要約
介護業界最大手のSOMPOケアが、新年度の新卒入社式で「AI共創」をテーマに掲げたというニュースです。同社は2025年を「AI共創元年」と位置付けており、入社式当日から新入職員に対して、生成AIを活用した介護シミュレーションゲームの開発体験を実施しました。デジタル技術を積極的に活用することで業務の効率化を図り、介護スタッフが「人にしかできないケア」に専念できる環境を整備していくという、同社の革新的なビジョンが示されています。

■ 人事担当者にとっての学び
入社初日から最先端の生成AI技術に触れさせる教育プログラムは、新入職員の学習意欲やモチベーションを大きく引き出します。また、「介護業界=アナログで重労働」という古いイメージを払拭し、「新しいツールを積極的に取り入れ、現場の働きやすさを追求している革新的な企業」としての姿勢を示す絶好の採用ブランディング事例と言えます。時代に合わせて教育や業務のあり方を柔軟に変化させることが、これからの時代の採用力と企業の持続的な成長を左右する大きな要因となります。

■ 自分の事業所で検討できること
自社で実施している既存の新人研修や社内教育のプログラムを見直し、現代のテクノロジー環境に合った内容へアップデートできないか検討してみましょう。例えば、基本的なITツールの使い方やタブレット端末の操作講習を研修の初期段階に組み込むだけでも効果的です。また、こうした新しい技術への順応をしっかりサポートする教育体制を整えることは、ITに不慣れな層や、これから新たに活躍の場を広げようとしているシニア人材の採用・定着に向けた大きな安心材料にもなります。


⑤ 【訪問介護の新常識】次世代ウェルネスデバイス「Billy’s care」、訪問介護・介護福祉領域へ本格参入。手技×微弱電流で「介護者の負担軽減」と「高齢者のQOL向上」を同時実現

URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000123447.html


記事の要約
株式会社Hands JAPANが提供する次世代ウェルネスデバイス「Billy’s care(ビリーズケア)」が、訪問介護・介護福祉領域へ本格参入するというプレスリリースです。このデバイスは、水だけで施術可能な超小型設計であり、手技と微弱電流を組み合わせることでケアを行います。強い物理的な力を必要としない「力に頼らない新しいケアアプローチ」により、ベッド上の高齢者に安全なリラクゼーションを提供しつつ、介護職員の身体的負担を大幅に軽減することが可能になります。

■ 人事担当者にとっての学び
介護現場において、職員の離職理由の上位を常に占めているのが「腰痛などの身体的な負担」です。この根本的な課題に対して、最新のデバイスやテクノロジーを用いてアプローチしようとする視点は人事担当者にとって非常に重要です。スタッフの健康と安全を第一に考え、力仕事の負担を取り除くための具体的な投資や取り組みを行っていることは、「従業員を大切にするホワイトな職場」としての厚い信頼感を生み、採用活動における極めて強力な武器となります。

■ 自分の事業所で検討できること
現場スタッフの身体的負担を軽減するため、腰痛予防対策のガイドライン策定や、ノーリフティングケア(持ち上げない介護)の社内研修の実施を検討してみましょう。また、今回のような負担軽減デバイスや最新の福祉用具の導入について、補助金・助成金を活用しながら少しずつ現場へ導入していく計画を立てることも有効です。身体的な負担を減らす環境を整備することで、若手だけでなく、体力に不安を感じるシニア層の採用や長期的な活躍を実現する強固な土台づくりとなります。


いかがでしたでしょうか。今週の介護業界・人事関連ニュースからは、DXやテクノロジーの導入による「現場の負担軽減」と、オープンな情報発信による「採用ブランディング」が、これからの人材確保において極めて重要な鍵になることが見えてきます。
ITツールや最新デバイスを活用して業務の効率化や身体的負担の軽減が進めば、若手人材はもちろんのこと、豊富な知識と経験を持つシニア層の採用・定着も一層促進されます。経験豊かな人材のノウハウが組織に蓄積されれば、若手社員の育成もスムーズになり、結果として事業所全体のケア品質の向上や企業イメージの大幅なアップへと繋がっていくはずです。
今回ご紹介した他社の先進的な事例や最新トレンドを、ぜひ自社の人事・採用施策のベストプラクティスとして検討し、誰もが長く働きやすい、力強い組織づくりにお役立てください。

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