〚介護トピックス〛介護職未経験の就業意向の変化

採用活動を始める前に

介護職未経験者への介護業界への就業・転職に関する意識調査がリクルート社で実施されました。

「介護職未経験」かつ「介護業界への就業・転職意向なし」と回答した人に「介護業界の事実・就労実態」を伝えることで、約10人に1人が「就業・転職以降あり」に就業意向が変化したという内容です。

具体的に伝えた事実として特に効果が高かったのは以下3点とのことです。

① 残業なく働くこともできること

② 未経験からでもスタートできる職種であること

③ 身体的負荷をかけずに働ける環境があること

これは、介護職未経験者へ介護業界のことをPRする際に上記3点を打ち出すと、介護職への興味関心を持ってもらえる可能性が高いということを意味します。

たとえば、皆様の事業所で上記3点を未経験者向けに打ち出す際は以下の打ち出し方や話し方ができるでしょう。

① 残業なく働くこともできること
 ➡ 「介護業界はシフト制であることが多いため、基本的に残業は多くありません。
    プライベートを充実させる働き方を実現することが可能です。
    実際に約5割の介護事業所が残業がないというデータもあります。
    当事業所の職員の月の平均残業時間も〇〇時間です。」

② 未経験からでもスタートできる職種であること
 ➡「介護業界では約6割の求人が未経験無資格歓迎の求人となっているというデータがあります。
   それほど介護業界では未経験無資格者が入職をするのが当たり前の業界となっています。
   未経験無資格の方向けには、当事業所では〇〇といった制度を用意しています。
   また、実際に未経験で入社をして活躍をしている事例としては、〇〇さんという事例があります。」

③ 身体的負荷をかけずに働ける環境があること
 ➡「介護の仕事が身体的負荷が高い仕事というのは昔のイメージです。
   いまでは、身体に負荷をかけずに介護をする方法がたくさん出てきます。
   一度職員が利用者役をしますので、ベッドから起き上がってもらう介護をする体験イベントをやってみましょう。
   腰に負荷をかけずに利用者に起き上がってもらう介護の方法について説明をさせていただきます。
   また、当事業所では労災もここ数年は出ていませんし、持ちあげない・抱えあげない介護というノーリフティングケアという考え方を導入しています。」

皆様の事業所では未経験者に向けて、介護の仕事について現在どのような打ち出し方をしているでしょうか。

ぜひ未経験者に向けての打ち出し方を検討する際は上記3点について意識できるといいでしょう。

【調査のデータ元は➡】https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001661.000011414.html

【ノーリフティングケアとは➡】https://www.nolift.jp/