〚介護トピックス〛バスツアーという就職イベント
高知県で就職希望者が福祉施設26施設を見学してまわるバスツアーが開催されました。
この就職イベントは、高知県社会福祉協議会が主催し、6日間で計35名が参加したとのことです。
バスツアー中は、各施設において玄関や会議室でそれぞれの事業所の理念や取り組み、働き方についての説明があったそうです。
就職希望者はバスツアーが終わった後に気になる施設があれば、後日さらに追加の見学や面接が設定されます。
こういった施設見学バスツアーの実施メリットは以下にあると思われます。
① 就職希望者が一気に多くの事業所を見てまわることができる
② 通常の就職イベントと違い、就職希望者が実際に施設を見ることで、施設の雰囲気をつかむことができる
③ 事業所にとっても、就職希望者と必ず接点が持てる就職イベントとして期待が持てる
④ “見学ツアー”という打ち出し方は、求職者にとって参加しやすい就職イベントにうつるケースがある
⑤ “バスツアー”という就職イベントの訴求方法はキャッチ―であるため、普段就職イベントに参加しない就職希望者層にもリーチできる可能性がある
もちろんこういった取り組みは複数の法人と接点を持つ業界団体ならではの取り組みかもしれませんが、もし一法人で複数施設を展開する事業所であれば、一法人でも実施可能な取り組みでもあります。
実際に自法人の就職説明会を”〇〇エリア施設見学バスツアー”といったユニークな打ち出し方で、就職・転職希望者向けに訴求する福祉事業所も存在しています。
ぜひ介護業界の人事担当者の皆様も採用活動の中で”ツアー”といったキーワードが活用できないか検討してみていただければと思います。
【高知県の福祉施設をまわるバスツアーの取材記事は➡】https://www.fukushishimbun.co.jp/topics/28273