〚介護トピックス〛認知症カフェの開催

群馬県で認知症の方の家族向け交流イベント『認知症カフェ』が開催されました。

認知症の方の家族を支援するために、市やNPO、企業が運営している3つの「認知症カフェ」が合同で開き、市内の会場には20人が集まりました。

認知症カフェのイベント中には、他の人の介護の話に共感をして涙を流す人もいたそうです。

こういった介護者の悩みや心の負担を減らすための認知症カフェの取り組みがいま全国的に注目を集めています。

これらの取り組みは一見すると、行政や業界団体による取り組みが多そうですが、実は一福祉事業者でも開催可能な取り組みとなっています。

福祉事業者自らが認知症カフェを実施するメリットとしては以下のような事項があげられるでしょう。

① 自事業所の介護サービスや施設について地域の方に知ってもらう機会ができる

② ①を通じて、将来的な利用者の確保ができるようになる

③ ①を通じて、自事業所で勤務してもらえる求職者候補の人材をつくることができる

④ 場所を借りるために地域のスーパーやコンビニ、カフェ、商業施設などと接点を持つことができる

⑤ ④を通じて、更なるビジネスモデルの構築が検討できる

もちろんすぐに売上や人材確保につながるわけではないため、こういった取り組みは中長期的な視点で見ることも重要でしょう。

ただ、中長期的な視点で見た時に、必ず自事業所へ何かしらのインセンティブが返ってくる取り組みでもあるため、ぜひ介護業界の人事担当者の皆様は認知症カフェの自事業所での開催について検討をいただければと思います。


【群馬県の認知症カフェの取り組みの詳細は➡】https://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20220915/1060012947.html