〚介護トピックス〛短期遠征型インターンシップ

短期遠征型の大人のインターンシップ『スケッター』が話題になっています。

これは介護事業所で短期間の遠距離からの就労人材を募る取り組みですが、介護業界にとって新たな採用手法として注目されています。

こちらの取組は、短期遠征型であることが介護業界における他のマッチング事業との大きな違いの一つとなっています。

介護業界では介護士は自分の自宅の近くの事業所で就職・転職をしがちです。

事業所からすると自事業所のスタッフは事業所周辺在住の方が多いということは業界ではよく知られた事実でしょう。

この介護業界で起こりがちな事象は人材確保の観点でいい面もあれば、そうでない面もあります。

いい面でいえば、採用活動においては事業所周辺の住民へのアプローチについて考えることで効率的な採用活動ができるという点になります。

そうでない面でいえば、事業所の近隣以外の求職者への採用活動は新卒採用を除くと難易度が高いといえる点になります。

短期遠征型の採用活動では、事業所も求職者も双方が自身の関わるエリア外でのマッチングを実現可能です。

そうすると求職者側も家の近隣以外の事業所を知り、就業場所の選択肢が広がります。

選択肢が広がると、求職者はより自分の志向と合う事業所への就職が可能となります。

求職者が自身と合う事業所へ就職ができるとそれだけ入社後の離職リスクが減り、業界から離脱する人材が減ることにもつながります。

事業所側にとっても自事業所と合う人材を採用できることで、退職リスクが少ない人材を雇用できることは大きなメリットであるといえるでしょう。

介護業界の人事担当者の皆様は、ぜひ遠距離の求職者と会える採用サービスの活用について一度検討をいただければと思います。


【『スケッタ―』に関する取材記事は➡】https://www.zakzak.co.jp/article/20221027-K6T7OIYJEBJYDIIX4XFRENDV3I/2/