〚介護トピックス〛AIで介護士のスキルを可視化

ベネッセグループが腕利きの介護士のスキルを可視化し、AIで他の人材も同じ動きをできるようにする仕組みを開発中です。

もともと介護の仕事はサービス利用者の個別性の高さから、定量的な評価が難しい職種です。

スキルの可視化ができないために評価制度設計の難易度が高く、キャリア形成が難しかったり、優れた技術を言語化できないためになかなか仕事の社会的地位を上げられなかったりするともいわれています。

また、業界内で働く人材がどれだけ優れた介護技術を持っていたとしても、事業所の中でそのことが評価されないと、そういった人材の働くモチベーション維持が難しいシチュエーションも出てくるかもしれません。

スキルの評価制度は人材の定着面だけでなく、採用面でもプラスに働きます。

「あなたが頑張ってスキルアップした分はしっかりと事業所として評価します」といった求人の打ち出し方は、求人原稿の中でもきっと求職者の目には魅力的に映ることでしょう。

最近ではこういった業界の課題解決のために”AIを活用した介護技術の可視化”にチャレンジする介護事業者が増えてきています。

自事業所だけで新しいシステムの構築が難しい場合でも、そういったAIシステムを介護事業者向けに販売したり、導入支援を実施してくれる周辺事業者も増えてきています。

もちろん介護技術の完全な可視化に至るまでは更なる研究開発が必要な領域ではありますが、一社でも多くの事業所が興味関心を持つことから業界の流れが変わってくるかもしれません。

介護業界の経営者・人事担当者の皆様は介護技術の可視化のためのAIシステムについてぜひ一度チェックをいただければと思います。

まずは調べてみるだけでも意外な発見があるかもしれません。


【ベネッセグループの介護技術の可視化のためのAIシステムの取材記事は➡】https://news.mynavi.jp/techplus/kikaku/azure_case_td-219/