〚介護トピックス〛介護事業所が子ども食堂を運営

最近、介護事業者が『子ども食堂』の運営を始めるケースが増えてきています。

なぜいま介護事象所が子ども食堂を始めるのでしょうか。

その主な理由としては以下の事項が考えられます。

① 高齢者が子どもと触れ合う(多世代交流を行う)ことは、介護予防や要介護度の改善につながる

② 子ども食堂を通じて地域内で介護事業所が認知される

③ 飲食サービスに興味関心がある人材を事業所で採用できる可能性がある

④ 子ども食堂を通じて、小中学生に介護業界のことを知ってもらい、将来大人になって職業選択する際に事業所での就職を選択肢に入れてもらう

⑤ 子ども食堂を通じて、小中学生の親世代に事業所の存在を知ってもらえ、親の事業所への就業の可能性につなげることができる

⑥ こども食堂を運営していることを各種メディアやWebサイト、SNSで情報発信することで、事業所のPRができる

⑦ 保険外サービスとしての売上(提供サービスの多角化)が少し期待できる

⑧ 行政、自治体や地域団体と連携した取り組みができる可能性がある

⑨ 自事業所で利用者向けに提供している食事サービスの延長で食堂を運営できる

⑩ 自事業所の調理スタッフや介護スタッフの新しい活躍の形ができ、職員の定着につながる

⑪ 事業所としてSDGsに関する取り組みや地域貢献事業・社会貢献事業を実施していると打ち出せる

⑫ 介護業界内で他の事業所との差別化ができる

もちろん子ども食堂を開始するうえでは、一飲食店を開業するのと同義であるため、実現まで多くの費用や工数はかかりますが、それらを考慮したうえでも実施した方が良いと判断している介護事業者がそれだけ多いということです。

介護業界の経営者・人事担当者の皆様はぜひ子ども食堂の運営について、一度調べてみていただければと思います。

【介護事業所が子ども食堂を始めたリリース記事は➡】https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000070402.html