〚保育トピックス〛週休3日制を導入した保育園
週休3日制を導入し、職員が自分のライフプランに合わせて働ける保育園”株式会社こどもの森”が話題になっています。
週休3日制とは、週4日のうちの1日の勤務時間を通常よりも多くの時間働くこと(例:1日8時間勤務→1日10時間勤務)で、1日分の労働時間を担保し、代わりに休みの日を2日ではなく、3日にするという働き方です。
保育業界以外の企業でも週休3日制は少しづつ広がっていますが、保育業界ではまだまだこれからの取り組みであるといえるでしょう。
直近の厚生労働省の調査によると日本では保育の資格を持ちながら保育の現場で働いていない”潜在保育士”が約76万人いて、この数は保育士の資格保持者の6割以上となります。
保育士が資格を持ったまま、職場を退職したり、家庭に入る理由は様々ですが、主だった理由としては、自身のライフプランと合わないというものがあげられます。
もし週休3日制の保育園があれば、人にもよるかもしれませんが、プライベートを重視した働き方が可能となります。
メリハリをつけて働くことで、職員も業務量を調整しやすかったり、時間効率を意識して働くことができるため、日々の残業時間を減らすこともできるでしょう。
実際に週休3日制を導入した㈱こどもの森では、保育士の離職率は10%以下だそうです。
また、週休3日制という働き方が話題となり、ワークライフバランスを重視しながら働きたいという保育士さんの応募も多くあるそうです。
保育業界の人事担当者の皆様は職員の定着と採用の両方の観点で有効な施策である『週休3日制』について一度検討をしてみていただければと思います。
【週休3日制を導入した㈱こどもの森の取材記事は➡️】https://www.value-press.com/pressrelease/304077