〚保育トピックス〛おむつサブスクという選択肢

福祉業界・保育業界では、いま「おむつサブスク」が注目を集めています。

もともと保育所でのおむつの使用は、保護者が自身の子供の名前が書かれたおむつを持参し、そのおむつを保育所が子供毎に管理をし、日中に使うというオペレーションで運用をされています。
保育士が子供毎におむつを管理する工数もかかりますし、おむつが足りなくなったり、なかったりすると、子供の保護者に連絡や催促をする必要があります。
これらの工数は小さいように見えて、以外と1日の中で大きな工数となって、保育士の業務を圧迫しています。

一方で、おむつサブスクを使用すると、子供全員が同じおむつを使用することになるため、おむつを子供毎に管理したり、保護者への連絡が不要になります。
サブスクサービスですので、おむつ代は定額です。
そのため、枚数を気にしておむつを使用する必要がなくなります。
これは保育士だけでなく、子供にとっても非常にいいことです。
おむつの枚数を気にしなくてもいいため、汚れたらすぐにおむつを取り替えてあげることが可能になるためです。

また、おむつサブスクは保護者にとってもメリットが大きい取り組みといえるでしょう。
朝、幼稚園や保育園への準備の際に、自宅でおむつを用意する必要がないためです。
共働きで朝が忙しい家庭にとっては、準備するものが一つ減るということは非常にありがたい話にうつるでしょう。
保護者側にもメリットがある取り組みであるため、費用負担についての保護者への説明もしやすいのが本取り組みの特徴です。

ここで主だった保育所向けおむつサブスクのサービスを紹介させていただきます。
手ぶら登園
おむつお届け定額サービス
Mirafeel Biz
それぞれ特徴がありますので、一度3社の資料を取り寄せて見比べてみるといいでしょう。
上記以外にも個人家庭向けにいくつかおむつサブスクのサービスが出てきており、今後ますますおむつサブスクに関わるサービスを提供する会社が増えてくるといわれています。

このようにおむつサブスクは保育所・子供・保護者の3者がwin-win-winとなれる取り組みですが、実は採用活動でも活用できる取り組みです。
なぜならこの取り組みは、保育士の業務効率化につながる取り組みだからです。
様々なメディアの影響により、保育士の仕事は忙しいという印象を求職者には持たれがちですが、こういったおむつサブスクといったサービスを通じて、法人・事業所として業務効率化に取り組んでいるということをうまくPRすることで、「この会社は従業員を大切にしている会社だ」と求職者に思ってもらえるでしょう。
採用活動の一環という側面でもこのおむつサブスクという取り組みについて、福祉業界・保育業界の人事担当者はぜひ一度検討してみてください。