〚保育トピックス〛保育士の定着のための”保育服”

働く保育士の体をケアするための『保育服』に関する実証実験が北海道で始まります。

これは着るだけで体の経路を整える技術を採用した『保育服』を保育士が勤務中に着ることで、保育士の体をケアするという取り組みです。

いま保育業界では仕事の負担に伴う体の不調から離職する保育士が多く存在しています。

この保育服に関わる事業は、体の不調から保育施設を去る保育士が多くいることが業界の人材不足の原因の一つとなっているために始まった取り組みです。

もちろん保育士が退職する理由は体の不調だけではないかもしれませんが、業界の人材不足解消のためには、こういった取り組みを通じて一人でも多くの保育士が長く働ける環境づくりを一施設一施設が行っていく必要があるといえるでしょう。

このように保育士自身をケアする取り組みは、その施設で働く保育士にとっても好意的に受け止められます。

「この施設は働く自分たちのことを大切に思ってくれる施設だ」と保育士が思えると、それだけ離職する可能性は下がるでしょう。

また、保育士をケアする取り組みは採用活動でも訴求することができます。

「当施設は職員をケアするために保育服を工夫しています」といった打ち出し方は、採用活動において他施設との差別化につながるだけでなく、求職者の目にも魅力的な取り組みとしてうつるためです。

今後、『保育服』については業界としてどういったトレンドになっていくかはまだまだ未知数ではありますが、保育施設の経営者・人事担当者の皆様はこういった職員の定着に関わる各種施策についてしっかりと確認しておくようにしましょう。

【保育服に関する実証実験の取り組み取材記事は➡】https://www.atpress.ne.jp/news/339059