〚障害トピックス〛排泄検知デバイスの活用

いま福祉業界、介護業界で排泄予測、排泄検知デバイスを導入する福祉事業所が増えてきています。
排泄があることを事前に予測できたり、排泄があったことをタイムリーに把握ができるため、排泄処理や排泄誘導が適切なタイミングでできるということで、利用者には喜ばれるそうです。

施設によっては人員のオペレーションの問題で、利用者がおむつに排泄をしてから長時間放置してしまうといったケースもあるでしょう。
こういったシチュエーションは利用者にとってはつらいものであるようです。
そういった時に排泄予測デバイスがあると利用者にとっては不快な思いをする時間が減るため、喜ばれるICT機器といえそうです。

これは利用者が家や施設の中にいる時だけでなく、外出をする時も同様です。
利用者が家や施設から外出している際も排泄する時間がタイムリーに分かるため、介助者も適切なタイミングで排泄誘導ができるでしょう。

一方で排泄予測、排泄検知 デバイスは働く人材にとってもメリットが大きいツールといえます。
施設によっては、昼夜問わず数時間に一度は介護スタッフが利用者のもとを巡回して、利用者の排泄の有無を確認するオペレーションで運営をしています。
そうなると、働くスタッフは排泄の有無を確認するための時間だけで業務時間の大部分を割かれるケースが出てきてしまいます。
ただ、こういった排泄予測や排泄検知デバイスがあると、利用者が排泄をするタイミングの前後で利用者のケアができるため、業務効率化につながります。
排泄の有無の確認の時間がなくなり、余裕ができた時間を利用者とのコミュニケーションや他のケアの時間にあてることができるでしょう。
業務に余裕ができるということは働き方改革の一つの施策として見ることもできます。

ここで当サイトお勧めの排泄予測、排泄検知のデバイスを紹介させていただきます。
■排尿予測デバイス「D Free」
■排泄検知デバイス「介護用おむつセンサー」
■排泄検知デバイス「Aiserv」
■排泄検知デバイス「ヘルプパッド」

その他、高額にはなりますが、排泄物を自動で処理する「自動排泄処理装置」という選択肢もあります。
自動排泄処理装置とは、利用者の排泄を機器が自動で感知し、吸引・洗浄・温風乾燥などを行う装置のことをいいます。

これからの福祉業界(介護・障害)は利用者の状況確認については「人の目と手で全て解決」しようとするのではなく、ICTツールを駆使していかに業務を効率化できるかということを意識できるといいでしょう。
また、スタッフの負荷が少ない働きやすい職場環境をつくることは、採用活動でもPRすることができるため、人材確保の側面でも有効だといえます。
ICTツールを活用して職員の働き方を支援している法人、事業所であるということは、採用面では必ずプラスに働きます。
求職者の目には「職員のことを大切に思っている法人、事業所だ」とうつるためです。
排泄予測、排泄検知デバイスの活用についてぜひ福祉業界、介護業界の人事担当者は検討をいただければと思います。