〚障害トピックス〛アート作品の展示会・販売会

いま全国の公共施設や商業施設、宿泊施設などで障害者のアート作品の展示会や販売会を開催する取り組みが増えてきています。

最近では障害者福祉事業所自ら、公共施設や商業施設に障害者のアート作品の展示会や販売会の売り込みを行う事業者が増えてきました。

公共施設や商業施設によっては、SDGs(持続可能な開発目標)やCSR(企業の社会的責任)の観点から無料で施設を貸し出してもらえるケースもあるようです。

アート作品の展示会、販売会の場所としての貸し出しが可能かどうかは事業所の営業力によるところも大きいといえるでしょう。

ちなみに福祉事業所が地域で障害者のアートイベントを実施するメリットは以下にあるといえます。

① 地域の方に福祉業界のことを知ってもらえるきっかけができる

② 地域人材に福祉事業所のことを知ってもらえると、それだけ福祉業界を就職の選択肢に入れてもらえる人材が増える

③ 障害者のアート作品が認知され、売れることで事業所の収益につながる

④ 障害者のアート作品が売れることは、障害者自身の就労支援につながり、所得向上につながる

⑤ 協業する企業にとっては対外的なPRができるイベントを実施できるということでイベント実施を好意的にとらえてもらえ、福祉事業所と協業企業とで継続的な関係性が構築できる

⑥ 場合によっては、地域の特産品や名産品といった商品・サービスとコラボすることで、より多くの方に取り組みを知ってもらうことができる

このように見ると、アート作品の展示会、販売会は、ビジネス以外に人材確保や地域との連携といった側面も取り組むメリットとして考えられます。

福祉業界の経営者や人事担当者の皆様は、ぜひ地域でのアートイベントについての検討をいただければと思います。


【障害者のアート作品の展示会の事例は➡】https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000084468.html