〚障害トピックス〛中学生が障害者宅におせち配り

新潟県の中学生が近隣の高齢者や障害者宅を訪問し、正月用のおせつやメッセージカードを配布しました。

なかなか普段外出をすることが難しい高齢者や障害者の方々からは、とても喜ばれる取り組みとなったそうです。

こういった福祉業界と近隣の小中学生をつなげる取り組みは、地域の中で業界のことが認知され、将来的には福祉業界での就職を志す若者を増やすことにつながります。

中長期的な採用活動の一環として、福祉事業所の経営者・人事担当者の皆様は近隣の小中学生と何ができるかについて一度検討してみてもいいでしょう。

また、このように高齢者や障害者が小中学生と触れ合うことは『多世代交流』と呼ばれ、双方にとってメンタル的な治療や教育に有効だとされています。

利用者へのサービス提供に付加価値をつける意味でも、こういった取り組みは検討する価値があるでしょう。

たとえば、近隣の小中学校と福祉事業所が連携した取り組みですと以下のような事例があげられます。

・ボッチャやeスポーツなどの年齢や障害に関係なく楽しめるスポーツイベントを実施する

・パラスポーツの体験イベントを実施する

・VRや動画、福祉用具などを活用した障害者の見え方や感じ方の体験イベントを実施する

・施設内で学校の部活やサークルの活動発表を実施する

・施設内の設備や装飾を小中学生につくってもらう

・地域のお祭りイベントを福祉事業所と小中学校とで協働して実施する

・福祉の仕事の体験授業を行う

など

地域によっては様々な協業パターンが考えられますが、まずは一度小中学校の先生と何が一緒にできるかを議論するところから始めてみてもいいかもしれません。

【中学生の障害者宅へのおせち配りの取り組み取材記事は➡】https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/157887